保育科第一部・第三部からのお知らせ

保育科第一部・第三部からのお知らせ

　Ⅱ期に入り「学び探究ゼミ」となった第一部１年生の基礎ゼミでは、11月中旬から下旬にかけて「園生活のスキル➀」として、Ⅰ期の夏野菜の栽培体験に続き、秋蒔きの野菜や花の苗と球根の植え付けを行いました。
　苗や球根を植える前に、夏野菜の栽培に使用したプランターの土中から勢いよく茂った根を取り除き、肥料と新たな土を加えて土作りをし、次いで、植え付け作業をしました。
　野菜では、タマネギやスナップエンドウ、ラディッシュ、ナバナ、イチゴ等、花では、チューリップやクロッカス、スイセン、ノースポール、パンジーやビオラ等、すでに開花したものや今はまだひょろりとした細ねぎを思わせる苗の他、これから土中で春を待ちわびる球根もあります。
　学生達は、あらかじめ栽培する植物の特徴や育て方について資料等を通して学び、スコップを手にめいめいが選んだ苗や球根を植え付けますが、苗や球根を植える深さや土の量、植え付けの間隔は？等々試行錯誤を繰り返しながら作業を完成させました。夏から秋にかけて休耕していたプランターに棲みついた幼虫を見つけ、子ども達に聞かれたときに分かるよう調べておきたいという声や、土や自然に触れる機会があるのがとても楽しいという感想を聞くことができました。
　また、植え付け後には学内の自然物を用いた遊びの教材研究に取り組み、自然や自然物と触れ合う遊びの楽しさを子ども達と共感できる保育者になりたいと思いを新にしていました。
　Ⅰ期に収穫した夏野菜の美味しさを思い出し、今回植え付けをした野菜の収穫後の調理法にもそれぞれ思いを巡らせながら今から心躍らせているようです。野菜や花々がしっかり根付き生長する様子を、これから見守っていきます。