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質問と回答

 熟議の質問に対する回答を示します。

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【質問】 熟議は話し合いとは違うのですか?


【回答】 これまでも、学校の場で、あるいは職場や地域の場で、課題を解決するために話し合いをしてきた経験がおありだと思います。これは民主的な方法であり、正しいやり方と教わってきました。こうした、話し合いと「熟議」とはどこが異なるのでしょうか。
 「熟議」は熟慮し議論するもので、熟慮が議論の前にあります。話し合いで出てくる新たなアイデアは貴重ですが、一方で、事前の情報が不足し、参加者が互いに認識を共有しないまま話し合いがおわったり、結論が必ずしも現実を反映していなかったり、ということもしばしばあります。
 熟慮をすることで、課題を理解し、自分の考えを整理しておけば、実のある議論ができると思います。「熟議」は、そうした熟慮の段階を議論の前に持つことで、議論だけよりも、課題の解決や方針を立てることに近づくことができると考えられています。


【質問】 熟議2016 in 兵庫大学はどのように進められますか?


【回答】 「熟慮の段階」、「議論の段階」、「共有の段階」、「振り返りの段階」、そして「活動の段階」の5つを基本としています。
(1) 事前に学習して認識を持ちましょう(熟慮の段階)
(2) お互いの認識を出し合い、議論をしましょう(議論の段階)
(3) 議論や結論を共有します(共有の段階)
(4) 仲間づくりと自分の成長(振り返りの段階)
(5) 今後の活動(活動の段階)
今回開催する「熟議2016 in 兵庫大学」での仲間とともに、その成果を今後の地域での活動を行うことが大切です。それぞれの立場で、それぞれの考え方を持ち、共に活動することが、熟議の最大の成果となります。兵庫大学・兵庫大学短期大学部は、そんなあなたをこれからも応援します。


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