ご自身の専門分野について教えて下さい。

心理学です。心理学の中でも、特に発達心理学を専門としています。

現在取り組まれている研究内容ついて教えて下さい。
また、その研究を始めようと思われたきっかけも教えて下さい。

自尊感情ついての研究に取り組んでいます。自らを尊ぶ気持ち、自分を大切に思う気持ちが自尊感情です。自尊感情が高い人の中にも、自尊感情を守るのに必死で、ときに他人を蹴落としてでも自分の相対的価値を高めようとしたり、過度に防衛的になったりする人がいる一方で、ゆったりと余裕があり、自尊が他尊に結びつき、経験に開かれている人もいます。両者の違いをもたらす要因の１つが自尊感情の脆弱性ではないかという問題意識のもと研究に取り組み、“本物の自尊感情”を育むにはどうすればよいかを考えています。

学科の魅力（学びの特徴など）を教えてください。

こども福祉学科では、幼稚園教諭一種免許と保育士資格の取得を基本としながら、プラスαのある保育者を養成します。長期療養中のこどもの生活と発達を保育者の立場からサポートしたい、音楽の力を使ってこどもの生活と発達をサポートしたい、海外の保育について学びたいなど、幼児教育・保育への様々な思いを持った学生の成長を支える学びを提供します。

どのような学生に育て、卒業後、どんな社会人になってもらいたいですか。

こどもたち一人一人の気持ちに寄り添い、こどもたち一人一人に最適な教育・保育を実践できる実力のある学生に育てたいと思います。幼少期は人生の基盤を形成する大切な時期です。“こどもたちの人生の基盤を形成することが私の仕事だ”という使命感と誇りを持てる社会人になってもらいたいです。

これから大学を学ぶに際して、兵庫大学を希望する高校生の皆さんへメッセージをお願いします。

みなさんの目の前にはたくさんの選択肢があると思います。この道を進もうか、あの道を進もうか、迷って当然です。兵庫大学に進学した先に明るい光が少しでも見えるなら兵庫大学に進学してください。みなさんが大人社会に出る前の最後の準備を兵庫大学に託してください。教職員一丸となって、みなさんの成長をサポートします。

「ありがとうのプロフェッショナルへ。」
“ありがとう”や“感謝”を伝えたい、若しくは、その言葉をいただいた経験はありますか。

「ありがとう」の言葉が欲しくて教育をしているわけではありませんが、それでもやはり、大学を卒業していく学生から「先生、ありがとう」の言葉をもらう時は、心を動かされます。それは同時に、次の新入生にも丁寧な教育をしようと思いを新たにする瞬間でもあります。