講座
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No.14103 平家物語の世界
日本の中世文学作品である『平家物語』は、平安時代最末期に勃発したいわゆる「源平合戦」に材を得た、軍記物語のひとつです。この作品は長年にわたり、語り物あるいは読み物として広く享受されてきました。物語は、治承・寿永の乱を単に史実を羅列するのではなく時に虚構を交えて描き、これら平家物語の描出した源平盛衰の物語は、後世の文学や芸能をはじめ様々な分野に大きな影響を与えました。
本講座では、平家物語と歴史事実の関係を今日伝わる多様な諸本について解説した上で、「覚一本」のテキストを用いて、いくつかの場面を分かりやすく読み解きます。また、芸能や工芸の分野における平家物語の展開や、各地に残る史跡なども紹介します。
講師・略歴
辻本 恭子(甲南大学・兵庫大学兼任講師)
日程
第1回 1月14日(水)
第2回 1月21日(水)
第3回 1月28日(水)
第4回 2月4日(水)
第5回 2月18日(水)
第6回 2月25日(水)
13:00~14:30
プログラム(演題)
第1回 源平合戦と平家物語
第2回 平家物語を読む~平清盛の生涯
第3回 平家物語を読む~源義経と木曾義仲
第4回 平家物語を読む~一の谷の合戦
第5回 平家物語の広がり
第6回 平家物語と各地の史跡・伝承地
- 会場
- 13号館203教室
- 定員
- 30人
- 受講料
- 7,740円