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講座

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No.14109 天竺徳兵衛と朱印船貿易の時代

「12世紀に日本は新しい経済段階に達し、強く海洋を指向する社会となった。
倭(わ)と呼ばれる多民族雑居集団が国境エリアに成立し、東アジアの物流は更に活発化した。
17世紀に東アジアの社会秩序は安定し、朱印船貿易期を経て、所謂「鎖国」へと向かった。
高砂の人とされる徳兵衛は、近世初頭の朱印船貿が盛んな時代に東南アジアへ渡海した日本人の一人であった。
「鎖国」体制下でも対外関係は続き、海外への興味は強かった。
徳兵衛が見聞した渡海物語は「鎖国」下で成立し、フィクション化した写本群が流布し、虚像化された天竺徳兵衛は歌舞伎の当たり狂言となり、その名は全国に知れ渡った。
徳兵衛の実像と虚像、そしてその時代と社会を考察する。」

講師・略歴

金子 哲(経済情報学科准教授)
小林 誠司(兵庫県文化財保護指導委員)

日程

第1回 12月4日(木)
第2回 12月11日(木)
第3回 12月18日(木)

14:40~16:10

プログラム(演題)

第1回 海洋志向社会の成立から鎖国まで 金子 哲(経済情報学科准教授)
第2回 「徳兵衛の渡海物語」を読むー「天竺徳兵衛物語」写本群よりー 小林 誠司(兵庫県文化財保護指導委員)
第3回 「徳兵衛の渡海物語」の解明に向けてー虚像から実像へー 小林 誠司(兵庫県文化財保護指導委員)

会場
13号館203教室
定員
30人
受講料
3,870円
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