講座
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No.7 『日本書記』読解から見える古代日本 ―漢氏(あやうじ)・漢人(あやひと)・漢部(あやべ)―
『日本書紀』の記述については、常に内容の信憑性が議論されます。この講座では、史実であるのか、物語的な要素であるのかを読み解きながら内容を吟味します。また、『古事記』や風土記などの史料も検討しながら、古代日本の姿をとらえていきたいと思います。
目標・メッセージ
今回は、渡来系氏族の漢氏や漢人、その配下にあった漢部に視点をあて、政権や王権との関わりを概観します。
講師・略歴
生田 敦司(龍谷大学講師)
【講師紹介】
日本古代史専攻。神話・物語・系譜伝承の分析、情報学との連携・共同研究。論文等に、「記紀の天皇に対する『祖先伝承』という視点」『日本古代の宗教と伝承』(勉誠出版、2009年)、「『日本書紀』の上毛野氏伝承」『日本書紀研究』第28冊(塙書房、2013年)ほか。
日程
第1回 7月3日(金)
第2回 7月10日(金)
第3回 7月17日(金)
第4回 7月24日(金)
第5回 7月31日(金)
第6回 8月7日(金)
14:40~16:10
プログラム(演題)
第1回 漢氏(あやうじ)、漢人(あやひと)の始祖と渡来伝承
第2回 漢人と漢部 ―渡来の技術と文化―
第3回 漢氏の王権への奉仕
第4回 漢氏の同族、枝族 ―坂上氏を中心に―
第5回 播磨と漢人(1)
第6回 播磨と漢人(2)
- 会場
- 13号館105
- 定員
- 30人
- 受講料
- 7,740円