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兵庫大学 兵庫大学短期大学部

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講座

講座

No.3221 死生学
-日本人の生き方・死に方を考える-

この講座は歴史学、民俗学、社会福祉学のそれぞれの視点から、3回にわたって「日本人の死生観」を考えることを目的としています。まず第一回目は歴史学の立場から、金子哲による日本人の「死生観」の変遷を取り上げます。金子は、「個人の確立」を手がかりに、「弔わない社会→弔う社会」、「血縁集団のみが関与する死→被血縁集団が関与する死」など日本の死生観の変化を日本史の流れの中に位置づけ、孤独死時代を迎えた今日の「看取り共同体」の可能性へと意欲的に考察を深めていきます。第2回目は、小林誠司による民俗学の視点からの「死生観」を取り上げます。小林は、地域に焦点をあて、東播磨の人々の暮らしと身近に共存する「祭祀の存在」について様々な事例を検証しながら「地域性」について考察していきます。さらに集落と祭祀、及び墓制の関係から、東播磨における民俗的な死生空間へと座標軸を広げ、人々が受け継いできた「地域の死生観」について考察します。そして最終回は、社会福祉学の立場から牧田満知子が長年取り組んできた「安楽死・尊厳死」の問題を取り上げます。牧田は、昭和から平成までの「安楽死」事件の判例を検証し、「耐え難い苦しみ」の解釈を通して日本人の「死生観」、「倫理観」、そして「医療政策」へと議論を進めていきます。さらに日本人の「死生観」の独自性を国際比較(オランダ)の方法によって相対化させ、受講生のみなさまと共に現在国会に提出されつある「尊厳死法案」について議論していきます。

講師・略歴

●金子 哲
兵庫大学共通教育機構教授
東京大学法学部学部卒業
東京大学大学院人文社会科学研究科日本文化専攻課程博士課程単位取得後退学
修士(文学)

●小林 誠司
兵庫県文化財保護指導委員
早稲田大学理工学部卒業

●牧田 満知子
兵庫大学社会福祉学科教授
大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学
修士(社会学)・博士(学術)

日程

平成28年 6月22日(水)、7月6日(水)、7月20日(水)

【開講時間】14:40~16:10

プログラム(演題)

第1回 日本人の死生観の変遷
    -中世から近世、近代へ-(金子)
第2回 地域における暮らしと祭祀
    -東播磨の集落・墓地・祭祀から考える人々の生き方—(小林)
第3回 安楽死」判例から考える日本人の死生観
    -オランダ「安楽死法」との比較の視点から-(牧田)

会場
13号館エクステンション・カレッジ
定員
30人
受講料
3,870円
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