附属総合科学研究所からのお知らせ

附属総合科学研究所からのお知らせ

6月28日（土）に、白梅学園大学 子ども学部 こども学科教授 無藤隆氏をお迎えし来年度からの「子ども・子育て関連3法」に基づく事業実施の本格化を前に、「子ども・子育て講演会」開催しました。当日は、東播磨地域の幼稚園、保育所、教育委員会、子ども・子育て関連の行政機関の教職員、約170名にお越しいただきました。
前半の講演会では、認定こども園制度、応能負担の導入や給付等を基礎的自治体が担うことや消費税を財源とする保育の質的改善の意味など、新制度の枠組みや実際の政策など丁寧に解説頂きました。
後半は「情報交換会」を開催し、本講演に関しての意見交換を行いました。10テーブルでの議論の後、就学前の教育・保育を担当する教育機関、施設からは、園児募集に向けて公定価格の設定をはじめ、現行の預かり保育の行方等の実務上の質問がありましたが、無藤先生から明快な回答を頂戴することができました。

大学2年生になるこども福祉学科の1期生は、会場の設営や来場者の受付、案内を務めてくれました。教員にとりましては、入学して1年半を経過し、高校生の顔から大学生の顔になったと、その成長を実感した一日でもありました。様々な機会を通して、子どもに関わる諸機関と大学が共に発展していけるような活動を、成長した学生も交えて行っていきたいと考える機会にもなりました。
改めて、ご参加いただきました皆様に御礼申し上げます。

こども福祉学科長　杣山 貴要江