看護学科からのお知らせ
看護学科からのお知らせ
2025.05.29
【看護学科】「赤ちゃん先生」を迎え子ども理解演習を行いました
2年生を対象とした小児看護学概論では、まず子どもの身体的・心理的・社会的な成長発達について理論的に学びます。しかし、日常的に子どもと接する機会の少ない学生にとって、理論だけで子どもの姿や関わりをイメージするのは容易ではありません。
そこで本授業では、NPO法人ママの働き方応援隊による「赤ちゃん先生」のプログラムを取り入れ、理論と実体験を結びつけながら子ども理解を深める演習を行いました。
当日は、赤ちゃんとそのお母さんをお招きし、「赤ちゃんの24時間」というテーマで育児のリアルな日常について講義を受けました。その後は、赤ちゃんの着替えや哺乳、お散歩(ベビーカー)など、実際の育児体験を通じて、学生たちは命の重みや育児の大変さ、親子の絆について多くの気づきを得ることができました。
教科書だけでは分かりにくい子どもの発達の様子や、赤ちゃんとのかかわり方、家族との絆の大切さなど、リアルな体験を通して学ぶことで、子どもを看護するための視点が広がりました。また、子どもの安全を守るための環境づくりや、発達に応じたコミュニケーションの方法についても考えるきっかけとなりました。
将来、子どもや家族を支える看護師になるために、こうした実体験を通じた学びはとても重要です。参加した学生からは「赤ちゃんとのふれあいを通じて、成長発達を実感できた」「子どもが安心して過ごせるかかわりの大切さを学んだ」などの感想が寄せられました。
この経験が、学生たちの未来の力になることを願っています。