看護学科からのお知らせ
看護学科からのお知らせ
2025.11.26
【看護学科】1年生 初めての注射の演習を実施しました。
10月6日に1年生が「看護技術論Ⅱ(診療補助技術)」の授業で『筋肉内注射』と『皮下注射』の演習を行いました。
まず、はじめに確認をします。使用物品の滅菌期間や袋の破損などがないか、薬剤と処方箋・処方ラベルを見比べて間違いがないかを確認します。
注射の技術では直接患者さんの身体に薬液が入るため6R(6つの正しい患者氏名・薬剤名・投与量・与薬時間・与薬方法・目的)を指差し・声出しで確認を行います。
「6Rやダブルチェックを行うことは患者さんの命がかかわっているため決して怠ってはいけない。」という学生が多数いました。
次に薬液を注射器に吸い上げます。初めての針を使った演習に学生は緊張しながら真剣に取り組んでいます。
注射針で空気の泡が入らないよう指示された量だけ吸い上げます。入ってしまった空気はトントンと軽くたたいて無くします。
「アンプルから薬液を吸い上げ、空気を入れないようにするのが難しかった。」「注射器を持つと震えや慣れない手の動かし方で苦労した。」という感想が多くありました。
●皮下注射●
患者役の学生の腕で注射部位を確認したあとに上腕モデルを装着し注射を行います。注射の前に注射の目的・方法・効果・副作用について説明し同意を得てから行います。
「薬物についての知識(目的や副作用など)について理解しておかなければ患者さんに正しい説明ができず不安を与えてしまうため事前学習や薬の理解がとても大切になると実感した。」「針を刺す位置や角度がとても難しかったので、体の構造をしっかり理解していきたい。」「角度に注意していたけれど、少しでも動かしてしまうと神経を傷つける可能性があるため針を持ち替えるときも、いかに固定をして動かさずにできるかが大切。」という感想がありました。
●筋肉内注射●
筋肉内注射は患者役の学生はお尻のモデルを装着し、中殿筋というお尻の筋肉に注射します。うつ伏せの状態では「臀部に注射を行う時、患者役をすると患者からは見えないので恐怖心が大きかった。少しでも和らげるために声掛けをしっかり行うことが大切だ」と患者役を行うことで気付くことができました。
また、注射部位がお尻であるため露出部位と露出時間が最小限となるようにタオルを用いて、物品を置く位置を考えながら実施しました。患者の痛みや恐怖心、プライバシーに配慮した動線の配置が大切です。
そして、針刺しによる感染を防ぐため注射後の針はすぐに針捨てBОXに破棄します。これは患者さんだけでなく看護師自身を守ることにもつながります。このBОXが実施時に開いていなかったり置き場所が遠かったりする学生もいました。先を見て行動する必要があるため準備しないといけない順番をしっかり確認しておく必要があります。
さて、看護の技術は注射に限らず、安全に安楽に実施するためにはどのような手技で行えばよいのか、どのように配慮をしていくか、どういった声かけや説明を行えばよいのか、短時間で行うにはどの順でどこに何を配置すればよいのか、とても沢山考えることがありますし、知識として覚えておかなければならないことが沢山あります。今回の演習で学生がその大切なことにしっかりと気付くことができたこと、患者さんのために努力したいという看護の心が育っていることに教員として嬉しく感じました。
12月の筋肉内注射実技試験に向けて、今回の課題を忘れずに練習していきましょう!


