「協働のまちづくり市民会議×熟議 2024」 実施要項
- 「協働のまちづくり市民会議×熟議 2024」について
- テーマ:若者が政治に関心をもつためには 若者の政治に対する関心の低下はその低い投票率に顕著に表れている。若年者の声を政治の場で生かすため平成28年度に投票年齢の引き下げたものの、その傾向は変わっていない。令和4年度からは高等学校で始まる公共の授業での主権者教育の充実など、若者が政治に関心を持つ努力は継続されている。そうした中で、若年者の政治への無力感があることの指摘は、民主主義の根幹を揺るがしかねない課題として懸念されている。
- 兵庫大学熟議手法について
- 熟議(熟慮+議論)は、自分たちの住む地域の課題を発掘し、その課題への対応策を熟考し、自らが解決に向けて実行することにより、課題解決を市民自らが考え、担う機会とすることを目的としています。
本学では2012年開催の「熟議」以降、以下の5つの段階を踏む「兵庫大学熟議手法」に沿って熟議を行っています。 - ① 熟慮 (1) 熟慮講演会(6月22日(土) 13:00~15:10)
- ② 議論(7月13日(土)10:30~16:00) 課題について、市民、高校生、大学生の5 ~6人のグループに分かれ議論をします(ワークショップ方式)。議論の進行はファシリテーターがお手伝いをします。熟慮したことを発揮し、議論を楽しんでください。
- ③ 共有 各グループでの議論の成果を発表します。当日は、岡田康裕加古川市長より講評を頂く予定です。加古川市も「政策提案」として成果を共有します。
- ④ 振り返り 「協働のまちづくり市民会議×熟議 2024 」の進め方と議論で出された成果の評価のためアンケート調査や投票を行います。 討議型世論調査 の一環で評価を踏まえ、より良い政策を選ぶ参考とします。
- ⑤ 活動 それぞれの立場で共に活動しましょう。加古川市は提案を磨き、政策として実施に移します。兵庫大学は個人の取組みと市の政策実施にあたって、今後とも後押しをいたします。
- 実施概要
- ・開催日時:2024年7月13日(土)10:30~16:00
- ・会場:兵庫大学 17号館407教室
- ・参加費:無料(当日飲み物、昼食を用意します)
- ・参加対象者:無作為抽出により選ばれた加古川市民および県内の高校生と兵庫大学生・短期大学生
- ・参加要件:7月13日(土)の熟議当日と6月22日(土)の熟慮講演会の両方に参加可能な方
- 主催
- 兵庫大学・兵庫大学短期大学部 / 加古川市
とはいえ若者の投票率が低いことは先進国に共通する課題であり、また政党の流動化で無党派層が増え投票率はあらゆる年代で低下をしている事実もある。そして、若者の多様化する価値観を受け入れることのできない政党に代わり、インターネット上での高い知名度を誇る政治活動への関心が高まるなど、投票率を指標として若者の政治への関心を測ることに限界もある。
以上のような現状を踏まえ、真に「若者が政治に関心を持つため」に何が必要であるのか、を多世代で議論をすることは、日本の民主主義を後退させないために不可欠である。民主主義のゆりかごたる基礎自治体の市民からこそ、熟議と発信が求められている。
会場:兵庫大学 5号館401教室
演題:選挙と投票の本旨~政治と向き合うために~
講師:名古屋経済大学法学部 教授 高橋 勝也 先生
講演会終了後、参加者全員にWEB上からアンケートにご回答をいただきます。スマートフォンやタブレット等をお持ちの方はご持参ください。
(2) 熟慮課題への取り組み
「熟慮」の課題を完成させ、熟議公式ホームページから提出をしてください。詳細は熟慮講演会でお伝えいたします。