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設問と意見

 宿題②の設問に対して寄せられたご意見の一部を掲載します。

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【防災に関する設問】
 行政による最新の調査により、断層の地図が作成されました。その地図から、あなたが長年住み慣れている借家であるアパートの直下にも断層があることがわかりました。この断層が動くことで直下型の地震が発生します。とはいえ、地震が数年以内に起きるというわけではないようです。専門家の予測では、アパートの近辺では、震度6の揺れになるといいます。アパートは古いため、揺れにより破壊される可能性があります。

  1. 今後10年間を考えた場合、同じアパートで生活を継続することについて、安全と判断しますか、危険と判断しますか。判断の結果とその理由をお答えください。

  2. その判断に基づいて、あなたは何らかの行動を起こしますか。その理由を含めお答えください。



【回答者のご意見】
(1.に対する意見)
 私は、同じアパートで生活を続けることは危険と判断します。 数年以内には起きないとされていても、いつ起きるかわからないのでそのまま生活するのは危険だと思ったからです。
(2.に対する意見)
 何らかの行動を起こすとしたら、まずアパートの人やその近くに住んでいる人たちがこのことを知っているのか聞いて、もし知らなかったら教えるという行動をします。知らない人がいると地震が起こったとき取り返しのつかないことが起こるかもしれないからです。このことを知っても違う場所に移動できない人もいると思うので、もし地震が起こったときどう対処したらいいのか、非難する場所や経路をきちんと知っておくようにと促します。



【回答者のご意見】
(1.に対する意見)
 危険と判断する。10年後に起こるといわれていてもあくまで予測であり、自然災害というのはいつ、どのような時に起きるかはその状況によって変化していくので私は危険と判断した。
(2.に対する意見)
 今住んでいるアパートの人たちと話し合って、建て替えるのであればみんなで協力してお金を集め地震に耐えれるアパートにする。それができないのであれば 住み慣れているが自分の命のためにも違う場所に引っ越しする。



【回答者のご意見】
(1.に対する意見)
 安全と判断する。
(2.に対する意見)
 10年後を目処に引っ越しを考える。 いきなり移転を考えるのは酷だから。



【回答者のご意見】
(1.に対する意見)
 危険と判断する。
直下に断層があるため、地震は発生した場合には予測以上の被害を受ける可能性が考えられる。アパートが古いのであれば、より倒壊の危険性が高いと考える。
(2.に対する意見)
 可能であれば引っ越しをする。
引っ越しできないのであれば、家具の配置等を工夫するなどして、最低限身を守れるようにする。
理由:危険性があると分かったのであれば、自分にできる範囲の行動はする。



【回答者のご意見】
(1.に対する意見)
 今までに自分が持っている知識を活かしつつ、周りの意見も取り入れながら落ち着いて行動、又は判断をしていく。
(2.に対する意見)
 自分だけで手一杯になったり感情的にならず、周りと協力し助け合いながら人と一緒に行動していくことを心掛ける。



【回答者のご意見】
(1.に対する意見)
 危険と判断。必ず地震が起きると決まっている訳ではないので、あくまで確率の話にはなるが、それでも他の場所と比べて地震が起きる確率は大幅に高くなるし、その被害も甚大だと予想されるため。
(2.に対する意見)
 近いうちに引越しをする。いつ起こるか分からないため、安心して日々生活する事も難しく、長年住み慣れた家とはいえ、やはり命を最優先にすべきだと思う。また、自己所有ではなく借家であるので、その家を売却して、次の家を購入といった経済的負担も少ないため。



【回答者のご意見】
(1.に対する意見)
 私は、地震が起こると分かっている上で、住み続けることは危険だと判断します。
(2.に対する意見)
 地震に強い建物へ引越しを考え、住んでいる地域の避難地図や避難場所の確認をします。 積極的に避難訓練にも参加します。 万が一のことがあっても冷静に対応できることが大切だと思うからです。



【回答者のご意見】
(1.に対する意見)
 危険と判断する。行政の最新の調査により、断層があるとわかり、アパート近辺で震度6程度の地震が起こると破壊する可能性があると分かったため。
(2.に対する意見)
 避難グッズと避難場所の確認をしておく。耐震がきちんとされているところに移ることの方が安全だと思うが、経済的に余裕がない。そのため、地震が来たときの対応をきちんとできるようにしておく。




【防犯に関する設問】
 ある高等学校の周辺のエリアで、痴漢事件が発生したため、PTAからの求めに応じ、その高等学校では生徒の安全を守るため学校の敷地内に、学校の周囲を見渡すことのできる防犯カメラを複数台設置しました。ある時、生徒が校則に違反し喫煙をしているところが、防犯カメラに映り、その生徒は停学の処分を受けました。

  1. 生徒の安全を守る、という本来の目的とは異なり、生徒の校則違反の取り締まりに防犯カメラが使われたことについてあなたはどのように考えますか。お答えください。

  2. 防犯カメラの情報の管理についてあなたの考えをお答えください。



【回答者のご意見】
(1.に対する回答)
 防犯カメラは市民や生徒の行動の可視化をすることで、犯罪の防止・抑制を図るものですから、校則違反の取り締まりに使われても問題はないと考えます。防犯カメラがあるなしに関わらず、他人に見られて困るような行動や疑われられる挙動をとることは厳に慎むべきでしょう。人としてのモラルに歯止めがかかるのであれば、防犯カメラの使用は必要だと思います。
(2.に対する回答)
 防犯カメラは不特定多数の生活や行動を記録するものですから、その取扱いには十分注意する必要があると思います。犯罪に抵触しない範囲では市民一人一人の行動や価値観・言動には自由があるわけですから、防犯カメラの記録によって本人の自由を制限することがあってはなりません。安心して暮らせる街づくりのために、正しく活用したいものです。



【回答者のご意見】
(1.に対する回答)
 可とする。<理由>本来の目的とは異なる結果となってしまったが、生徒の校則違反はもちろん、生徒の安全とは関わりなくても、例えば学校の塀への落書き、学校周辺における交通事故での過失割合判断など、社会的正義に資するということであれば、やむをえないと考える。当該防犯カメラの映像は事実を描写しているのだから、例え目的外の事象であっても、調査が必要な案件が発生したならば、カメラが写した事実に基づき判断・解決すればよいと考える。
(2.に対する回答)
 あらかじめ、防犯カメラの運用マニュアルについて、広く公開しておくことが望ましい。そこには主たる目的に加え、目的外であっても社会的要請に基づく案件に映像を使用することがある旨を加えておくとともに、何も問題が無かった場合には、写した映像は○日以内に消去する旨などを定めればどうか。もちろん探偵事務所等による個人の素行調査とかプライバシー侵害につながる案件には使用しない旨も定めておくべき。



【回答者のご意見】
(1.に対する回答)
 本来の目的を逸脱した活用ではありますが、校則違反にはかわりありませんので、処分はやむ得ないと思います。ただ、不平不満が出ないように、事前に活用方法を明確にすべきだったのではないかと思います。
(2.に対する回答)
 防犯カメラの設置にあたっては、目的を明確にし、広く周知したうえで設置すべきものと思われます。○○でも庁舎への設置については、賛成意見と反対意見があり、現時点では設置に至っていません。反対意見としては、善良な町民や職員の行動まで監視されてしまうというものです。設置にあたっては、多くの人が納得の上、周知し、設置するのが賢明であると思います。



【回答者のご意見】
(1.に対する回答)
 本来の目的以外に防犯カメラの映像を使用するべきではない。
(2.に対する回答)
 防犯カメラの動画データ等への誰がどのようにアクセスしたかを記録し、目的以外での使用を抑制するように努めなければならない。また、研修等により使用者の意識啓発も行うべきである。
本来の目的以外に使用する際は、目的外使用の規定を定め、校内に周知すべきである。



【回答者のご意見】
(1.に対する回答)
 安全対策なら仕方ない。
アメリカでは衛星を使って、オートバイで現場に急行し逮捕事例も・・・。
喫煙者が減少するという効果もある。
(2.に対する回答)
 個人情報をどうするか?
昔と違い、知能犯やIT犯罪もあり困った時代です。
本当は、防犯カメラなんてない学園が望ましいが、残念です。



【回答者のご意見】
(1.に対する回答)
 本来の、生徒の安全を守るという目的のために、活用されるべきと考えますので、目的外に使用したのは不適切だと考えます。
(2.に対する回答)
 画像は証拠には最適ですが、防犯カメラの情報は、個人のプライバシーの観点や設置する際に前提条件としている内容を考えても、原則本来の設置目的の範囲内で活用していくべきと考えます。



【回答者のご意見】
(1.に対する回答)
 その防犯カメラの運用に関してどのような取り決めをしていたかが重要であり、本来の設置の目的以外には使用しない旨を謳っているにも関わらず、喫煙を発見し、処分したのなら問題であると考える。 そうでないなら、校則違反をした事を見つけ処罰を科した事は問題なく、使用目的と違うからと言って、違反を看過している事のほうが問題であると考える。 また、喫煙を発見し、処罰を科して更生に導くという観点から見れば、生徒の安全も守るという目的にも逸脱して無いように思われる。
(2.に対する回答)
 防犯のためのカメラだと言っても、カメラは写ったものを取捨選択する事無く映してしまうものなので、プライバシーも含め配慮が必要であり、1で述べたとおり、どのような運用・活用をするかをしっかりと決めておくべきでる。



【回答者のご意見】
(1.に対する回答)
 防犯カメラの設置にあたっては、目的があって設置されており、設置目的以外での利用はプライバシーの観点からするべきではないと考えます。今回の場合、学校が設置していることから、カメラの設置目的が校則の遵守も目的として設置されているのだとしたら、学内での処分を受けても仕方ないと思います。しかし、犯罪の抑止が設置目的なのであれば、未成年者の喫煙は法令違反であっても犯罪ではないため、処分すべきではないと考えます。(学生の将来のことを考えて、カメラに写っていることを告げずに注意を促すことが最善方法であると考えます。)
(2.に対する回答)
 防犯カメラの映像は特定の人物を識別することができる個人情報です。カメラの設置にあたっては、設置目的を明確にし広く知らしめるとともに、第三者への提供や映像の管理方法のルールを決める必要があり、その範囲内での利用に留めるべきだ考えます。目的外の利用をすると、個人情報の漏えいの可能性があることと、プライバシーへの不安が募ることが懸念されます。



【回答者のご意見】
(1.に対する回答)
 「PTAからの求めに応じ」とのことであるが、設置に当たってカメラの運用についての取り決めはされなかったのか。全く規定がないのであれば、そもそも校則違反の確認を「目的外」とする根拠に乏しいのではないかと考える。規定があるならば、それに準じて「目的外利用」を当事者は判断し、訴えるべきである。
(2.に対する回答)
 収集した情報の取り扱いについて、規定をあらかじめ作っておくべきであり、それを外れた利用は当然すべきでない。様々なことに用いられる可能性が高いからこそ、不適切な使用が起こった場合の社会的責任について設置者はシビアに考え、自制する必要がある。



【回答者のご意見】
(1.に対する回答)
 防犯カメラを使用することは、抑止力も高まるため良いと思う。しかしながら、個人情報の取扱における目的外利用にあたらないか。事前に利用目的を伝えている場合は、法令の範囲内のため問題ないと判断する。
(2.に対する回答)
 カメラの映像を取得するだけでは、万が一の事態に際し、事故が発生した後の記録の検証にすぎない。できる限りでのリアルタイムでの管理が要求されるため、市民からの通達の仕組みも必要と考えます。




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