講座
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No.1021
紐解き『源氏物語』~宇治十帖~
-宇治の女君たちをめぐる薫と匂宮-
日本の代表的な古典『源氏物語』は光源氏を中心に彼を取り巻く女君たちの生き様が描かれていました。ところが全編五十四帖のうち最後の十帖は、「宇治十帖」といわれ、宇治を舞台に光源氏亡き後の子どもや孫たちが世界が描かれています。出生に秘密を持つ光源氏の子どもの薫の君や孫の華やかな貴公子匂宮と宇治の姫君たちの恋模様を「女」の物語としての『源氏物語』という観点を持ちながら読み進めていきます。
目標・メッセージ
二人の男君と三人の女君が繰り広げる男と女の世界。いつの世も変わらない「愛」「哀しみ」「苦しみ」が伝わってくると思いませんか?
講師・略歴
西中 裕子 (兵庫県いなみ野学園 元副学園長)
兵庫県立高等学校教諭を経て、県立夢野台高等学校校長、兵庫県いなみ野学園副学園長等つとめる。
裕子 兵庫県いなみ野学園 元副学園長
日程
10/13 10/27 11/10 11/24 1/26 2/9 2/23 3/9 金曜日
14:40~16:10(3/9は現地見学のため終日)
プログラム(演題)
第1回 「早蕨」 -中の君、二条院へ 「宿木」①-薫・匂宮の縁談
第2回 「宿木」② -浮舟の話題 薫の結婚と浮舟を垣間見
第3回 「東屋」 -浮舟、宇治へ
第4回 「浮舟」① -匂宮、浮船とあう
第5回 「浮舟」② -揺れる浮舟の心 死を決意
第6回 「蜻蛉」 -消えた浮舟 「手習」 -発見された浮舟出家
第7回 「夢浮橋」 -薫の未練と浮舟の決意
第8回 現地研修(終日)-嵯峨野
- 会場
- 兵庫大学エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30
- 受講料
- 12,320円(現地研修のバス代込)