講座
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No.1011 古典和歌の世界―『百人一首』を楽しむ―
鎌倉時代に藤原定家によって作られたとされる『百人一首』は、有名な作品でありながら、まだまだ知られていないことが多くあります。例えばその構成は、天智天皇にはじまり順徳院で終わる100首を読んでいくと、あたかも400年におよぶ平安時代の和歌の歴史を通覧するかのように構成されているのです。本講座では、『百人一首』の和歌や歌人たちの人生をたどりながら、和歌の歴史をひもといてみたいと思います。
目標・メッセージ
古典和歌は敷居が高いイメージがありますが、わかりやすく説明するよう心がけますので、ご安心ください。和歌を通じて古典文学の豊かな世界を味わっていただきたいと思います。
講師・略歴
溝端 悠朗(龍谷大学・相愛大学 非常勤講師)
1989年大阪府生まれ。龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程日本語日本文学専攻
単位取得満期退学。修士(文学)。専攻は中世和歌文学、
特に藤原定家を中心に研究しています。
日程
①09月29日(土) 和歌の歴史と『百人一首』
②10月20日(土) 勅撰和歌集の誕生と展開
③11月10日(土) 院政期の和歌
④11月24日(土)「歌の家」の誕生と対立
⑤12月08日(土)『新古今和歌集』とその時代
⑥12月22日(土)『百人一首』の享受と再生
時間 土曜日 14:40~16:10
- 会場
- 兵庫大学エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30名
- 受講料
- 7,740円