講座
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No.1112 浄土真宗と本願寺
―江戸時代の西本願寺―
鎌倉時代の京都に建立された親鸞の廟堂(墓所)を起源とする本願寺は、室町時代以降、激動の歴史の波にもまれ各地を転々とすることとなり、江戸のはじめにようやく現在の京都の地に落ち着くこととなりました。
幕府の統治の下、建物・制度・教学など、現在に直結する様々な物事が整備され発展していった江戸時代の西本願寺のすがたを見ていきましょう。
目標・メッセージ
江戸時代は本願寺の教団としての最盛期といえます。もしかすると、家のお仏壇の辺りにも、当時から伝わったものがあるかもしれません。
講師・略歴
西 義人(浄土真宗本願寺派総合研究所 上級研究員)
2004年、龍谷大学院文学研究科博士後期課程真宗学専攻単位取得退学。
2005年より、浄土真宗本願寺派教学伝道研究センター(現・浄土真宗本願寺派総合研究所)、「いのちと念仏」相談センターにて教学相談業務に従事。現在は浄土真宗聖典の学習誌『季刊せいてん』編集担当。
龍谷大学非常勤講師、京都女子大学非常勤講師。
日程
①6月22日(土) いまの西本願寺はこうしてできた ―境内地や制度の整備―
②7月20日(土) もしも玄智がいなければ ―膨大な「伝統」を書き残した異能の学僧―
③8月31日(土) 三業惑乱 ―西本願寺最大の教学論争事件―
時間 14:40~16:10
- 会場
- 兵庫大学エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30名
- 受講料
- 3,870円