講座
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No.1161 【前期】宮澤賢治作品の魅力と時代性
―生きる喜び、食べる悲しさ―
世界中の人々に愛されてやまない宮澤賢治作品を読みながら、その魅力を探り、背景となる時代を知ることによって作品解釈を深めていきましょう。宮澤賢治は、戦前・戦後を通じて国語教科書に掲載された珍しい作家です。なぜでしょう?それは、「命」に関わる普遍的なテーマを扱っていたからです。今回は「生きる喜び」「生きる世界の美しさ」と同時に「食べる悲しみ」「食べられる恐怖」について考えてみましょう。
★新規受講者の方にはテキストをプレゼント
目標・メッセージ
美しい映像や魅力的な朗読で作品を鑑賞しながら、「生きること」「食べること」そして「命」について一緒に考えましょう。仲間との意見交換も楽しい気軽な講座です。
講師・略歴
和田 典子(姫路大学教育学部 教授)
姫路大学教育学部こども未来学科教授、人文学・教育研究所兼任教授。
大阪教育大学大学院修了。梅花女子大学後期博士課程論文博士(文学)。
近代文学、国語教育が専門。
宮澤賢治研究は、修士論文「宮澤賢治 黄金色の研究」以来のライフ・ワークのひとつ。
現在、宮澤賢治学会、日本近代文学会、日本児童文学会会員。
日程
①09月08日(火) 生きる世界の美しさと不安―謎の作品「やまなし」―
②09月15日(火) 生きるために食べる苦しさ―美と醜を持つ「よだかの星」―
③09月29日(火) 自身を犠牲にして命をつなぐこと―「銀河鉄道の夜」のサソリのエピソード―
時間 火曜日 13:00~14:30
- 会場
- 兵庫大学エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30名
- 受講料
- 4,500円