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講座

講座

No.3072 企業の継続的成長への課題
―ステークホルダーから評価される企業への変身―

この講座は、消費者を基盤とし、その観点から企業の発展を考える内容である。
現在は企業利益を優先し社会に負荷を与えるような経営活動は、投資家、消費者からの容認を得ることは難しく、行き過ぎるとボイコットなどの非難行動を受ける時代になっている。投資家は、株主として発言しESGの取組みを評価する。投資家の発信は、マス媒体からの情報量も多く、企業側も積極的に把握に努める。しかし、ステークホルダーとしての重要性を増してきた消費者に関する情報は少ない。近年、消費者の発信情報が影響を持ち始めてきている。いま消費者の目は、商品、サービスだけでなく、企業活動の評価にも向いている。これからは、消費者と向き合い、双方向のコミュニケーションを築くことが事業発展の源なのである。消費者との対話は、ESGの促進やSDGsの課題取組みにもつながってくる。変化する消費者とどう対話するのか。社会が変わる中で、求められる企業活動も変化する。消費者が中心となる変化の背景を理解し、現状と課題を認識し、企業の未来像を考えるための講座である。

目標・メッセージ

持続可能な社会形成に貢献し、事業を発展させる。この課題の解を求めて、消費者や社会からの信頼を得る活動を学修する。

講師・略歴

馬場 新一(神戸大学大学院経営学研究科 研究員)
【著書】図解でわかる部門の仕事 お客様相談室 改訂2版 2011年1月 共著、CSRの基礎 2017年4月 共著
【研究】挑戦的萌芽研究 2015年~2017年「震災復興のためのCRM(コーズ・リレイテッド・マーケティング)モデル開発」 代表研究者、挑戦的萌芽研究 2018年~2020年「被災者の生活復興を支援する企業と消費者の協力スキームの実践的研究:CRMの活用」 代表研究者、[共同研究]「レジリエンスとしての復興経営学の体系化―実効性のあるCRM(Causes Related Marketing)を中心として―」 國部克彦・三矢裕・馬場新一共同研究、[研究成果]第231回神戸大学RCUSSオープンゼミナール(2018年3月17日)で発表
【雑誌論文、寄稿】ジュリスト 寄稿平成27年3月号 「被害や欠陥が発生した場合の信頼回復に向けた対応」、Business Insight 91号 寄稿「消費者と企業の社会的責任―エシカルとCSV-」、馬場新一・三矢裕・國部克彦「熊本地震避難所運営に関する課題と対応」『神戸大学大学院経営学研究科ディスカッションペーパー』2017.10、馬場新一・國部克彦「寄付付き商品購入者の意識調査」『神戸大学大学院経営学研究科ディスカッションペーパー』2017.11、ACAPジャーナル11号寄稿「企業の社会的責任と消費者志向」、Business Insight 103号 寄稿「広告・表示の適正化を考える-広告・表示の新たな課題-」
【所属学会】日本災害復興学会 会員、同学会 CRM研究会 代表

日程

①6月17日(水) CSRからESG,SDGsへ =企業活動の適正基準が変わってきた=
②7月01日(水) 消費者の変化と企業行動の現状 
③7月15日(水) SDGs、ESGを企業活動に反映
④7月29日(水) 消費者の変化への対応

時間 水曜日 18:00~19:30

会場
兵庫大学エクステンション・カレッジ
定員
30名
受講料
6,000円
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