兵庫大学 兵庫大学短期大学部

教員のご紹介

社会福祉学科

教授吉原 惠子

ご自身の専門分野について教えて下さい。

社会学を専門としています。社会学は社会を対象としますから、その範囲は広いですが、とくに教育に関心があり「教育社会学」という分野で研究してきました。また、ジェンダーに関するテーマにも取り組んできました。

現在取り組まれている研究内容について教えて下さい。
また、その研究を始めようと思われたきっかけも教えて下さい。

これまでの社会では、人の成長発達については、家庭から学校までの「教育」が役割を果たしてきました。社会が複雑になるにつれ、人が身につける「能力」そのものに焦点が当てられるようになってきました。今後求められる能力はどのように定義され、開発されていくのか研究していきたいと考えています。

大学教員になろうと思われたきっかけを教えてください。

大学教員は、まず研究者です。研究は、大学時代から教授の翻訳の手伝いをしたりするなかでやってみたいと思っていました。ただ、いきなり研究者になるのではなく、広く社会を知りたいという気持ちがあり、会社に勤め、外国で暮らす経験を選びました。さまざまな社会の断面を見るなかで、社会学をやりたいという気持ちが強くなり大学院をめざすことになりました。

学科内もしくは大学内で親しい(1番仲の良い)教員を紹介してください。

共通教育機構の本多先生を紹介します。本多先生とは全学生が「宗教と人生」の授業で出会います。また、水曜日お昼の「看話」では、礼拝を行っておられます。先生との共通点は社会学的視点から社会現象を捉えていることです。どんな時も、それぞれの人が置かれている状況や気持ちをまずは受け入れてくださる心の広い方です。笑顔が素敵です。

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これから大学を選ぶに際して、兵庫大学を希望する高校生の皆さんへメッセージをお願いします。

オープンキャンパスなどで高校生の皆さんとお話すると、社会のこと、家族のことや仲間のことなどについて、しっかりとした考えを持っていることに感心します。大学では、皆さんの考え方やものの見方を専門的・研究的に深めて行きます。異なる見方をすれば、別の結論にたどり着くかもしれません。そのような分析力、柔軟な問題解決力などを身につけることは、大学で学ぶことの大きな魅力です。ぜひ、兵庫大学で共に学びましょう!

「ありがとうのプロフェッショナルへ。」
“ありがとう”や“感謝”を伝えたい、若しくは、その言葉をいただいた経験はありますか。

私にとって、人生の楽しさの一つは「食べること」です。田んぼや畑に囲まれて育ったためか、大の野菜好きです。曲がったきゅうりや熟したトマト、大きく育った大根、どれも収穫してすぐの美味しさはまた格別です。とはいえ、農家の方の毎日の手間ひまかけた世話がなければ作物は育ちません。食べる物への感謝、食べる物を育てる方への感謝、食べる幸せを感じられることへの感謝、毎日、小さな“感謝”の気持ちを積み重ねて、生きていることに「ありがとう」と心のなかでつぶやいています。

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