講座
講座
No.1112 『日本書紀』と古代の日本
―大化改新詔を読む―
この講座では、『日本書紀』孝徳紀、大化二年正月甲子朔条のいわゆる「大化改新の詔」の読みと内容を解説します。大化改新詔は、のちの律令の文章をそのまま用いた部分があり、現在は当時の詔そのままとはいえないとされています。一方で一部には律令制定以前のことを知る情報もあり、古代史を考える上では現在も見逃せない史料といえます。
★持ち物:筆記用具
目標・メッセージ
学校の歴史でも教わる大化改新詔にじっくりと触れ何が書いてあるのかをみていきましょう。
講師・略歴
生田 敦司(大谷大学・龍谷大学 非常勤講師)
京都府立大学文学部史学科卒業、同大学院修士課程修了。龍谷大学大学院博士後期課程国史学専攻単位取得退学。博士(文学)。
現在、大谷大学、龍谷大学、各非常勤講師。
【単著】『記紀氏族伝承の基礎的研究』(和泉書院)
【共著】『気候変動から読みなおす日本史』第1巻・第3巻(臨川書店) ほか
日程
① 5月18日(土) 改新詔のあらまし/第一詔:部民の廃止と食封
② 6月 1日(土) 第二詔:京と畿内の規定、郡の規模、駅馬・伝馬(1
③ 6月15日(土) 第二詔:京と畿内の規定、郡の規模、駅馬・伝馬(2)
④ 6月29日(土) 第三詔:戸籍・計帳・班田収授
⑤ 7月 6日(土) 第四詔:賦役と田調―物納税の規定―(1)
⑥ 7月20日(土) 第四詔:賦役と田調―物納税の規定―(2)
時間 土曜日 14:40~16:10
- 会場
- 兵庫大学エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30名
- 受講料
- 9,900円