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講座

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No.24 移民社会「台湾」-歴史・文化・経済から捉える-

古くより歴史的なつながりの深い「台湾」。最近でも東日本大震災の際には、わずかな期間で100億円を上回る義捐金が寄せられるなど、台湾の日本に対する関心の高さ、そして情の深さが感じられます。もちろん神戸には以前より華僑の方が居られ、海をまたぎ活躍されており身近な存在でもあります。今回の講座では台湾と日本との関係、現代の本当の姿を、「移民社会台湾の現在」「台湾と神戸」「戦後の台湾経済」等、歴史、文化、経済といった様々な視点で取り上げ、学びます。

目標・メッセージ

6名の講師をお迎えし、オムニバス形式での講座となります。台湾を様々な視点から捉え、考察していきたいと思います。

講師・略歴

陳 來幸(兵庫県立大学経済学部教授・神戸華僑歴史博物館副館長)
【講師紹介】
1987年神戸大学大学院博士課程修了
2003年博士(文学)号取得
1990年より富山国際大学人文学部専任講師。
1994年より神戸商科大学商経学部助教授
2001年より神戸商科大学商経学部教授、2004年改組統合により兵庫県立大学経済学部教授(現在に至る)。
著書に『虞洽卿について』、共著に『落地生根―-神戸華僑と神阪中華会館の百年』など。

山田 敬三(神戸大学名誉教授)
【講師紹介】
1973年、京都大学大学院博士課程退学後、九州大学助教授に就任。1976年、神戸大学助教授に転任、同大学教授を経て1999年に退職。同年より2005年まで福岡大学教授に就任。主に中国近現代文学の研究に従事した。
著書に『魯迅の世界』『魯迅 自覚なき実存主義』『十五年戦争と文学』(編著)『環太平洋圏の華人文化』(編著)など。

岡野 翔太(大阪大学大学院人間科学研究科)
【講師紹介】
1990年、神戸市生まれ。原籍は台湾・台南市。2015年、大阪大学大学院博士前期課程修了後、大阪大学大学院人間科学研究科に入学。傍ら、神戸華僑歴史博物館運営委員を務め、兵庫県台湾同郷会会報を執筆研究テーマは戦後における在日華僑社会と中台関係。
著書に『聞き書き関西華僑のライフヒストリー 第5号』、『神戸華僑と南京町』(共著)など

呉 宏明(京都精華大学教授・神戸華僑歴史博物館館長)
【講師紹介】
カナディアン・アカデミー高校部卒業、コーネルカレッジ卒業、京都大学大学院教育学研究科博士課程終了、1989年から京都精華大学人文学部教授。
著書に「こうべ異国文化ものしり事典」神戸新聞総合出版センター、2006年など。

斎藤 尚文(兵庫県立芦屋高等学校教諭)
【講師紹介】
2012年 兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科に学位請求論文を提出。博士(学術)。
共著『日本統治時代台湾の経済と社会』(晃洋書房、2012年)。
主な研究テーマ 日本統治期台湾の産業・経済、鈴木商店、武道教育論
所属学会 台湾史研究会、交通史学会、史訪会、和文化教育学会

陳光輝(神戸大学国際協力研究科教授)
【講師紹介】
1986年神戸大学大学院経済学研究科博士課程後期課程退学後、国際大学、滋賀大学に勤務。主に東アジア経済論、計量経済分析の研究に従事した。1995年神戸大学助教授に就任、2004年より現職。
著書・論文に『中国』(共著)、「A DPG Analysis of the Japanese, Korean and Taiwanese Economies」(共著)など。 

日程

第1回 7月3日(金)
第2回 7月10日(金)
第3回 7月17日(金)
第4回 7月24日(金)
第5回 7月31日(金)
第6回 8月7日(金)

14:40~16:10

プログラム(演題)

第1回 移民社会台湾の現在  陳 來幸(兵庫県立大学経済学部教授・神戸華僑歴史博物館副館長)
第2回 光復前後の台湾文学  山田 敬三(神戸大学名誉教授)
第3回 越境する台湾の流行歌  岡野 翔太(大阪大学大学院人間科学研究科)
第4回 台湾と神戸  呉 宏明(京都精華大学教授・神戸華僑歴史博物館館長)
第5回 戦前の台湾経済と神戸  斎藤 尚文(兵庫県立芦屋高等学校教諭)
第6回 戦後の台湾経済  陳光輝(神戸大学国際協力研究科教授)

会場
13号館203
定員
30人
受講料
7,740円
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