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講座

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No.3012 失敗学シリーズ
―事例と教訓 その13―

ミニ失敗事例をもとにした失敗学概論に続き、様々な事例を失敗学の観点から扱い、その本質に迫ります。真の再発防止策や失敗を創造的に生かす力を共に考えましょう。
こちらのお申し込みは全6回受講用の申込みフォームです。
★各回ごとのお申込みもできます。各回のそれぞれの講座コードからお申込みください。


◆こちらの講座はWEBからの申込のみ受付します。(開講約3日前にメールへオンライン講座の案内をお送りします)
「Zoom」というアプリを利用し、対面ではなくオンラインで講座を開講いたします。インターネット環境があるところであれば、ご自宅などで受講いただけます。「Zoom」の動作方法の確認については、受講料の振込案内の際に同封します。


★持ち物:パソコンまたはスマートフォンなど

講師・略歴

①佐伯 徹(株式会社日本貿易保険 内部監査グループ 情報システムアナリスト/特定非営利活動法人失敗学会 会員)
②三田 薫(公益財団法人大阪府危険物安全協会 専任講師/特定非営利活動法人失敗学会 会員)
③佐々 正光(特定非営利活動法人失敗学会 会員)
④岡田 敏明(株式会社システムユニ 代表取締役/特定非営利活動法人失敗学会 会員)
⑤平松 雅伸(ジャパンコンポジット株式会社 生産技術本部/特定非営利活動法人失敗学会 会員)
⑥三国 外喜男(税理士法人宮田会計/特定非営利活動法人失敗学会 会員)

日程

①4月23日(土)【講座コード 9012】
(佐伯)失敗学概論~ミニ事例解説 -失敗学ってどういうもの?/「メディア等の情報」をどう捉えるか③-
②5月14日(土)【講座コード 9022】
(三田)失敗学から考える大阪・キタ新地雑居ビル火災 -火災から命を守るため、もう一度考えよう非常時のことを!-
③6月25日(土)【講座コード 9032】
(佐々)コンピュータシステムの開発、利用には逆転の発想が必要 -システム開発からエンドユーザー(個人消費者を含む)の利用まで-
④7月23日(土)【講座コード 9042】
(岡田)SDGsの現在と未来について個人的考察 -世界のグローバル化の中で地球環境の悪化からSDGsについての議論がますます盛んになっている、しかしその実態とは大きく乖離しているのではないか-
⑤8月20日(土)【講座コード 9052】
(平松)医薬品や製造業の『検査偽装不正』を考える -現場の苦悩と経営層の姿勢~組織文化と企業統治/新たな動き『パーパス経営』と『三方良し』-
⑥9月10日(土)【講座コード 9062】
(三国)失敗学で考える労災事故・事故の直前を分析

時間 土曜日 10:40~12:10

プログラム(演題)

★第1回 4月23日(土)
【タイトル】
失敗学概論~ミニ事例解説 -失敗学ってどういうもの?/「メディア等の情報」をどう捉えるか③-
【概要】
(失敗学概論)失敗学とは?失敗とミスは違います!失敗の本質を理解し『後世へ継ぐ』ことの大切さや、失敗学会データベースの活用方法について紹介します。
(ミニ失敗事例解説 ) 「メディア等の情報」を私達はどのような心構えで見聞きし、テレビやインターネットの情報を踏まえてどう行動していくか、例題から考えていく。

★第2回 5月14日(土)
【タイトル】
失敗学から考える大阪・キタ新地雑居ビル火災 -火災から命を守るため、もう一度考えよう非常時のことを!-
【概要】
昨年12月17日(金)午前10時過ぎ、大阪・キタ新地の雑居ビルでガソリンを使った放火による火災が発生、一酸化炭素中毒によって25名もの尊い人命が失われました。元消防官として「また繰り返したな!」と思わずにいられませんでした。この火災だけでなく、過去の同様な火災を振り返り、失敗学の立場から死傷者の減少に少しでも役立つ情報を提供します。

★第3回 6月25日(土)
【タイトル】
コンピュータシステムの開発、利用には逆転の発想が必要 -システム開発からエンドユーザー(個人消費者を含む)の利用まで-
【概要】
現在の日本におけるコンピュータシステムの利用状況からみると、DXに取り組んでいるが、中小企業・官公庁などではシステム要員が不足しており、DXのための投資資金やプログラムメンテナンスに不安を持っている。大企業における団塊の世代の退職や、企業の合併などにより現場での工程管理や各種図面などを含め、次世代への引継ぎが思うように進まず、各種不祥事も発生していると思われます。勿論、このことは、中小企業・官公庁などにもおよび、社会全体のシステムに不具合が発生しています。例えば、COCOA(新型コロナウイルス接触確認アプリ)、銀行システム、コンビニ決済、学校に導入した生徒用端末に不具合発生、町立病院でランサムウエアに感染しシステムストップとなるなど。
これらの状況を踏まえ、単に企業・自治体などの組織だけでなく、個人にも大きな影響を与えていることに関し、見方を変えエンドユーザー目線から評価してみます。

★第4回 7月23日(土)
【タイトル】
SDGsの現在と未来について個人的考察 -世界のグローバル化の中で地球環境の悪化からSDGsについての議論がますます盛んになっている、しかしその実態とは大きく乖離しているのではないか-
【概要】
日本国内で太陽光パネルや風力発電施設が至る所に設置されていることをふだんに目にするようになった。一方で中国やインドのように巨大な人口を抱える国はCo2削減目標を先延ばしにして、発展途上国として経済発展に邁進している。グローバル経済は人類を幸福にしたのか?日本の省エネや環境技術だけでなく、江戸時代の循環型経済や日本での戦後の公害克服の歴史から人類の未来を救う方策はないのか?アパレル産業を通じて、途上国への公害などの環境破壊と健康被害・人権侵害が広がっている現状を俯瞰しながら、来るべき未来を考察してみた。

★第5回 8月20日(土)
【タイトル】
医薬品や製造業の『検査偽装不正』を考える -現場の苦悩と経営層の姿勢~組織文化と企業統治/新たな動き『パーパス経営』と『三方良し』-
【概要】
ジェネリック医薬品の品薄を招いた『検査偽装』、安全にもつながる非常用発電機の検査偽装他、名立たる企業で、品質に関わる不祥事~コンプライアンス事例が多様な業界で顕在化が続発。ISO9001品質マネジメントシステム認証があっても、偽装する体質、現場の状況~発生要因、企業総体として止められない流出要因等、企業統治~組織文化が問われています。

★第6回 9月10日(土)
【タイトル】
失敗学で考える労災事故・事故の直前を分析
【概要】
あっ、しまった。だから言ったでしょう。子どもの頃は親や先生に言われ、働き出したら上司に言われ、定年になったらカミさんに言われと失敗は続きます。失敗は誰にでもあることです。でも、その失敗の直前の起因が解ってくると失敗は防げます。タイムマシーンに乗って皆さんと一緒に時間を戻して、いろいろな事を考えてみましょう。

会場
ご自宅など
定員
200名
受講料
6,000円
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