講座
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No.1021 源氏物語の世界
―第一帖からふたたび読む、和歌に注目!!―
前期は、「花散里」から「明石」までを鑑賞し、光源氏が華やかな都を離れ、辺鄙な須磨・明石で暮らす様子やその心境、そして今後を運命づける明石の君との出会いに心惹かれました。後期は、「澪標」から「松風」までを読んでいきます。朱雀帝から冷泉帝への御代替わりにより権威回復した光源氏を描く一方で、六条御息所の死と遺児前斎宮の入内が描かれます。そして明石の君と姫君の上京と喜ばしいこともあれば、そこには悲しみも苦しみもある。そんな人々の生きざまが私たちを惹きつけます。
★持ち物:筆記用具、源氏物語現代語訳付「第三巻 須磨~松風」
★新規受講者の方にはテキストをプレゼント
目標・メッセージ
光源氏を取り巻く女君や貴公子たちとの和歌のやり取りを鑑賞し、平安貴族の心の中や生活・文化を覗いてみましょう。
講師・略歴
西中 裕子(兵庫県いなみ野学園 元副学園長)
兵庫県立高等学校教諭を経て、県立夢野台高等学校校長、兵庫県いなみ野学園副学園長等をつとめる。
日程
①10月 6日(金) 「澪標」① ~御代がわりと光源氏の政界復帰~
②10月13日(金) 「澪標」② ~明石の君と姫君誕生~
③10月27日(金) 「澪標」③ ~六条御息所の死と斎宮入内~
④11月17日(金) 「蓬生」 ~待ち続けた末摘花(後日談)~
⑤12月 1日(金) 「関屋」 ~逢坂関で行き会った空蟬(後日談)~
⑥12月15日(金) 「絵合」 ~前斎宮入内と絵合わせ~
⑦ 1月12日(金) 「松風」① ~明石の御方母子の上京(別れ)
⑧ 1月26日(金) 「松風」② ~明石の御方との再会
⑨ 2月 2日(金) 「松風」③ ~紫の上と明石の御方
時間 金曜日 14:40~16:10
- 会場
- 兵庫大学エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30名
- 受講料
- 13,500円