栄養マネジメント学科からのお知らせ
栄養マネジメント学科からのお知らせ
2018.01.29
「朝倉山椒」を知っていますか?
~食品研究室だより~(栄養マネジメント学科)
和食の文化は、旬などの季節感を大切にします。その中で山椒は、早春に芽吹く木の芽、夏には実山椒といったように、季節感を特徴づける重要な食材のひとつです。
朝倉山椒は、国家戦略特区に指定されている兵庫県養父市の特産品です。柑橘系のフルーティーで爽やかな香りと味わいがあるとして高い評価を得ています。今回は栄養マネジメント学科の教員が、朝倉山椒の研究で養父市を訪れました。
朝倉山椒について、現地の生産者の方々、養父市職員の方々に丁寧に教わりました。
左の写真は夏に採取した山椒です。実は柔らかく爽やかな香りと辛味があり、ちりめん山椒など煮物や佃煮に適しています。右の写真は9月下旬に採取した山椒です。左の写真のものと同じ木ですが、実は熟し鮮やかな赤に色付いています。こちらは乾燥し、粉末にして食べられています。
見た目はもちろんですが、香りや辛さといった味の決め手となる成分も全く違います。
研究では、成分だけでなくその土地の食文化に触れることもできます。さらには調べて分かったことを活かして、どのような料理と合いそうか、山椒を使った新たな加工品の開発!?等々、興味は膨らみます。このようなことを調べることができるのも栄養学の面白いところですね。

