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保育科第一部・第三部からのお知らせ

保育科第一部・第三部からのお知らせ

2023.09.01

【短期大学部保育科】第7回オープンキャンパスを開催しました!

 8/26(土)第7回オープンキャンパスを開催しました。お盆を過ぎたこの時期、たくさん聞かれたキャンパス内のミンミンゼミの声が次第にツクツクボウシの声に替わっていきます。キャンパス内の自然も四季の移ろいに応じて変化していきます。
 今回最初の体験授業のテーマは、「幼児のことばと遊び」です。オープニングで学生スタッフによる学科紹介や入学課スタッフから入試制度の説明があった後、体験授業です。
 まず、教育実習担当の先生から乳幼児のことばの発達に即した具体的使用例とともに、喃語や一語文、二語文、三語文といった構文の発達的変化について簡単に説明があり、続いて、3歳から5歳児を対象に見立てたしりとりのことば遊びをしました。
 先生からの「しりとり」の合図をスタートに会場の皆さんに答えていただき、りんご、ごりら、らっぱ...、と続いていきます。さらに、「動物しりとり」や「食べ物しりとり」等、身近な事物の名称について連想していきました。幼児さんたちは、どれくらいのことばを思い浮かべることができるでしょうか。
 「言葉遣いについて、思考を回らすことが大切です。」とのことで、加えて頭文字集めで「か」からはじまるものや「あ」のつくもの、そして「た」のつくものといったように考えていただきました。例えば、「み」で始まるものでは、みらい、みち、みけねこ、ミント等々と続きました。
 ことばの獲得時期でもある幼児期には、これらのことば遊びによっても様々な事象や生活のなかの物事を学びます。「幼児期には、手遊び、絵本、ことば遊びについて、発達年齢に応じて工夫することが保育者に求められます。」とアドバイスがありました。
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 続いて、幼児体育担当の先生による「身体表現とことば」の体験授業では、「運動とことばの関係」について、「体を動かすことと語彙数を増やすことの間には密接な関係がある」としたうえで、幼児が体を動かして(使って)理解する、また、触れて理解することの意義と効果について説明と遊びの実践がありました。
 会場の皆さんも全員一緒に起立していただき、幼児期の遊びでもある「あがりめ、さがりめ、ぐるっとまわって、ねゃんこのめ」のように目じりに指を当てて遊ぶ遊びや、「あたま、かた、ひざ、ポン」のように体の各部位の名称を理解する遊びをしました。
 「体の各部位を覚え、自律的に体を動かしコントロールできるようになることは、運動にとってとても大切です。」と説明があり、体の各部位を替えた替え歌にして遊びが続いていきます。
 「学生スタッフさん、次はどの部位に替えてやってみますか?」に答えて、学生スタッフからは、ほっぺ、ひじの提案がありました。「もう一つはどうしますか?では、おなかにポンでいきましょう。」と先生からも提案がありました。保育室でも同様に、こどもたちと先生が一緒になって、遊びを通した学びが日々行われます。
 「ほっぺに、ひじ、おなかにポン」の替え歌に合わせて遊んだ後、スピードを速め、さらにことばを替えて遊ぶことで、動きの広がりやことばの広がりへとつながること、定番の遊びを覚えるとともに、それを少しずつ変えていくことでステップアップしていくこと、動きが広がるとことばも広がっていくのだと説明がありました。
 園でも家庭でも手頃に遊べる遊びですが、どのような替え歌や遊びに発展させていくことができるか発想の柔軟性や既得のことばや理解も試されます。保育活動を通じて皆と一緒にしてみることで、新たに違ったことばや理解の量も増やしていくことが可能になります。また、幼児にとっては身体についての理解と身体各部位の自律的な動きへの練習にもなります。
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 体験授業の後、学科長から保育科での学びと構内環境、学生生活について紹介がありました。特に、「保育科は第一部、第三部という二つのコースを持ち、また教育学部への編入により上級免許取得が可能になるという強みがある」と、保育科の特長について、3年生だけでなく、1・2年の生徒さんにも分かりやすくお伝えいただきました。
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~入試に関する面談コーナーや学生スタッフによる相談コーナーの様子~

 保育への志を持った人、子どもの発達について学びたい人、そしてそれを進路に定めている人、皆さん是非、保育科で幼児の発達とことばの獲得について、運動やことばの発達と表現力の発達について、そしてさらにその他多彩なカリキュラムに応じて開講されている教科について学び、保育への扉を開いていきませんか!
 保育に興味があるけれどもまだ進路に迷っているという人も、続くオープンキャンパスにご参加ください。オープンキャンパスは、様々なかたちでまだまだ続きます!
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短期大学部長 三宅 一郎 教授
短期大学部長 三宅 一郎 教授
短期大学部長 三宅 一郎 教授