看護学科からのお知らせ

看護学科からのお知らせ

10/15（日曜日）神戸市灘区にて、視覚障がい者のピア団体「眼の会」が主催する「スマイルサポート講習会」に看護学部１・2年生13名が参加しました。 この講習会は社会的バリアフリー化を目指す目的で開催されており、今回13回目の開催でした。 参加者は、目の不自由さを体験し、困っているところに細やかな配慮ができることを目指します。また、室内で学んだことを実際、屋外で同行援護の体験をします。
会場には、視覚障がい者の方、ガイドヘルパーさん、本学の学生の他にも他大学関係者らが集いました。

眼の会の代表者から、教材を使って、視野狭窄や中心盲点についてレクチャーがあり、歩行訓練士の講師に室内で危険な介助や、正しい同行援護について学び、午後からは実地訓練！

幸い、晴天に恵まれ、交代しながらJR灘駅周辺を約1時間歩きました。アイマスクをした体験者は、小さな段差に驚き、公道では、きんもくせいの香りを感じ、信号の誘導音を聞き、車のエンジン音を聞きながら横断歩道を渡りました。近くの小学校では運動会の音声が聞こえてきました。公園では「またぐ」といった少し難解なガイドを体験しました。

最後に茶話会では、視覚障がい者の方々やガイドヘルパーさんたちと交流を行いました。今日の体験した感想や「駅で見かける視覚障がい者の人にどうやって声をかけたらよいですか？」など質問が活発に交わされました。
身近なところで、スマイル・サポートができるように、また、近い将来の看護活動の中で、今日の体験が活かされることを願っています。
（「眼の会」の会長さんは、全盲の防災士。2023．9.24 NHKの取材を受けました。）
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230924/2000078150.html