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看護学科からのお知らせ

看護学科からのお知らせ

2023.10.04

看護学科の3年生、老年看護学実習Ⅱ終了後「実習での学び」発表会を開催!

老年看護学実習Ⅱ(介護老人保健施設、介護老人福祉施設の2施設での実習)を3グループが終了しました。

1.利用者とのコミュニケーションについて
特に認知症の利用者の方とのコミュニケーションが難しかったようです。
短期記憶に障害があるため、繰り返し同じことを何度も話す利用者の方へ、毎回初めて聞くような対応をしていたと報告がありました。
学びとしては、認知症を特別なこととしてとらえないで、一人の人間として尊重した態度で接することが大切であることを学んでいました。
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2.多職種連携について
また、病院実習で多職種連携がみられていましたが、老健・特養でも同じように看護師・介護職・理学療法士・管理栄養士・相談員・ケアマネージャーなどの多職種連携で利用者の施設での生活の質が少しでも高いものであるようにと取り組まれていました。

3.介護老人保健施設と介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)の違いについて
老人保健施設は在宅復帰のためのリハビリに力を入れているが、在宅復帰できる人は少なく、現在は「看取り」までしている。
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特別養護老人ホームは要介護3以上の方の生活の場であり、で「終の棲家」でもある。
「看取り」もできる施設である。どのように最後を迎えるか一人ひとりに手厚く対応されている。
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学生たちは以上のような学びをしました。
千鶴園では、実習初日に指導者より、「あなたの家族(祖父母や両親)が介護を必要となった時、施設に入れますか?」の質問に対して、自宅で介護したいと答えた学生の方が多かった。
さらに「将来、自分が介護を必要となったら、施設へ入りますか?」に対しては「家族に迷惑をかけたくないので施設に入る」と答えた学生の方が多かった。
このように高齢者の介護の問題を身近に感じ、将来の高齢者問題を考える機会となったようです。学生たちの今後に期待したいと思います。
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