2025年6月21日（土）、本学に在籍する留学生22名が、加古川市内の県営住宅（平岡団地）にて、地域の方々と協働し、公園およびグラウンド周辺の除草作業を行いました。今回は、大学のシェアハウスに居住する留学生を中心に編成されたボランティアグループによる地域貢献活動として実施されました。

当日は曇りで気温は29℃。熱中症予防として、学生たちは帽子・タオルを準備し、大学や平岡団地自治会から提供された飲料や塩飴で体調管理に気を配りながら作業に取り組みました。作業は、公園、団地棟周辺など当初の予定を超える広範囲にわたり、地元自治会の方々と力を合わせて行いました。

参加した留学生からは、「地域活動に参加するのは初めてで、新鮮な経験だった」「日本の地域社会の一員として貢献できたことがうれしい」といった声が聞かれ、文化や言葉の違いを越えて地域とつながる貴重な機会となりました。

本活動は、これまで社会福祉学科の学生が授業の一環として継続的に行ってきた地域支援活動の流れを受け継いでいます。団地にお住まいの方々の高齢化が進む中で、子どもたちの遊び場の環境整備が求められており、本学ではそのニーズに応える形で、国内外の学生が協力して活動を行っています。

このように、留学生自身が日本の地域社会の課題に目を向け、主体的に行動することは、相互理解を深める国際交流の一環としても非常に意義のある取り組みです。

今後も本学では、国内外の学生が共に地域と関わり、互いに学び合う機会を大切にしながら、教育と地域貢献の両立を図ってまいります。