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看護学科からのお知らせ

看護学科からのお知らせ

2023.02.06

【看護学科】コロナ感染で老年看護実習Ⅱはオンライン実習(特別養護老人ホーム:千鶴園・万亀園)Zoom で施設とつないで講義を受けました。

年明けより新型コロナ感染のため老年看護学実習では施設実習の老健・特養で一部が中止となりました。そこでZoomで施設とつなぎ、特別養護老人ホーム千鶴園・万亀園の三木副施設長三木様より1/31に講義を受けました。講義内容は「特別養護老人ホームの概要、日本の人口の移り変わり、超高齢社会、施設での看取りについて、施設での看護師の役割り」などでした。特に学生の印象に残ったことは「看取り」の講義でした。その内容は以下のようでした。

「看取り」とは死にゆく人のそばに居て、世話をし、見守ること・・
施設での見取りで目指すものは平穏死、自然な死の姿(平穏死)
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実は誰も教えてくれない「老い」と「死」日本ほど「死」の教育がない国はないと言われています。
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絶対にしあわせに死ぬ方法
より深く「死」を学ぶことはより深く「生」を学びことに通じる。
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この講義のあと、平素「死」についてあまり考えたたことがなかった学生たちの感想は以下の通りでした。


A学生
今日の講義を聞くまで、私は「死」に対して明るいイメージがなかった。死の先に待っているものは何なのか、どうなってしまうのかそんな不安があり、あまり死について考えないようにしていた。
講義後の変化は?

「看取り」についての講義を聞いて、「死」は恐怖で終わらせるのではなく、生きている間に死について学び必ずやってくる死をどのように受け止めそして迎えるのかを考えなければならないと思った。生き方も人により様々であるように死も全く同じ死はなく、その人らしさが出ていることを知った。

B学生
「死」は誰にでもいずれ訪れるものであり、人生の最期をその人らしく迎えるためには、死生観を持つことやその人の意思を尊重しながら関わることなどが大切だと学ぶことができた。この講義で学んだことを今後にも活かしていきたい。

C学生
授業後、「死」について考えなおし、私なりの「死生観」を生み出すことができました。「死」とは誰しもいずれは迎える最後のライフポイントであり、残された者に生命のバトンを渡す機会なのではないかと考えました。

以上のように「看取り」の講義を聞くことで高齢者の「死」に対する考え方が改められ、イメージが明るく肯定的に受け止められるように変化していました。これからも「死生観」についてしっかり考えられる看護師になってもらいたいと思います。今後に期待します。
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