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看護学科からのお知らせ

看護学科からのお知らせ

2022.11.14

【看護学科】看護学科老年看護学実習Ⅱ(施設実習)3年ぶりに再開

11/8より、千鶴園(特別養護老人ホーム)での実習が3年ぶりに開始できることになりました。コロナ禍のため、昨年と1昨年はZoom で施設とつなぎ、講義や施設内の動画を見せていただいていました。本当に待ち望んだ実習でした。
初日、玄関を入った途端、採光がよく明るくて清潔な施設という印象でした。利用者の各お部屋には表札のような名札がかけられており、まるで家の表札のようで「ここに住んでいますよ」というメッセージが感じられました。各お部屋には思い出の家具などが置かれ、温かい雰囲気で、自宅で過ごされているような気分になられているのではないでしょうか。
すべてのトイレの室内には好みの装飾がされており、楽しく居られそうな雰囲気でした。
本当にすばらしい住処を見せていただきました。住んでみたいと思える「生活の場」にしようとするスタッフの方々の努力が見えるすばらしい施設だと思いました。
レクリエーションはすべて利用者の好みを重視して取り組まれているとのことで、一人一人の個別性が尊重されていました。利用者のどなたも居心地良さそうにされたいたことが印象的でした。ある利用者は「満足度90%です」とおしゃっていました。
3日間の実習でしたが、学生たちも楽しそうに利用者の方々とお話することができました。一人一人の今まで生きてこられた生き様がありありと伝わり、昔のお話をされることで、生き生きされるということが学びになりました。
2日目には、三木副施設長さんより看取り(結ケア)についてのお話を聞きました。千鶴園では利用者・家族の希望に応じてなんでも願いがかなうように取り組まれており、今まで亡くなられた方のお話を聞くことは貴重な体験となりました。
施設に対するイメージが非常に明るいものになったようです。今後の看護への取り組みに生かしてほしいと思います。
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(左の写真)三木さんの看取りや死についての講義を聞いている学生。 これまで死について深く考えたことはなかったとの発言があり、講義後には全員が自分や自分の家族の死生観を考えるとても良い機会になった、との言葉がありました。
(中央の写真)利用者さんと一緒に食事の取り分けを行う学生。
(右の写真)利用者さんの家族の話や仕事の話について聞かせてもらっている学生。実習最終日には利用者さんから「頑張るんやで」とお声掛けを頂きました。
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(左の写真)娘さんからもらった誕生日の花を見てリビングで過ごされる利用者さん。形が綺麗に残ってるお花は何かアレンジできないかと考えているそうです。お花の選定を学生も一緒にさせて頂きました。
(中央の写真)チラシで箱の作り方を教えてくださる利用者さん。教えてもらっている学生も楽しそうに過ごしていました。
(右の写真)洗濯物を畳んでいる利用者さん。学生も一緒に参加させて頂きました。
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とても綺麗な上、明るいお手洗いでした。より暮らしていきたいと感じる環境作りをスタッフさん一同努力されている様子が伺えます。
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