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看護学科からのお知らせ

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2024.02.10

【看護学科】第5回健康教室カフェ「看取り」講義開催!参加者から好評の声!

 2月10日(土)、第5回健康教室カフェを開催しました。
 第5回の健康教室カフェでは、老年看護学実習の施設でもある特別養護老人ホーム万亀園・千鶴園副施設長の三木昌代さんによる講義を開催しました。
 三木さんは、病院勤務、訪問看護の経験を経て、看取り士、終末期ケア専門士の資格を有する副施設長さんです。現在は「千鶴園」でも「看取り」を経験されています。

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【講義内容】
・万亀会では看取りケアのことを、「結いけあ」といいます。「死にゆく人」のケアではなく、「死ぬその時まで生ききる事」へのケアと考えている。
・日本は現在「超高齢社会」で、そのことは知られているが、「多死社会」はあまり知られていない。
・多死社会の問題点・・・死に場所がない(在宅では死ぬことが困難)、火葬場が足りない( 死者が多く、火葬までに1週間~10日待たないといけないなどの問題がある。
・ある日、ぽっくり死にたいと思っている人が多いが、ぽっくり死ねるのはほんの1割である。延命治療を受けながら、なくなる人は少なくない。そのためにも、いざという時のことを話し合っておきましょう。「人生会議」を始めましょう。
・日本ではこれまで「死の準備教育」があまりなされてこなかった。もっと、「死」についての教育が必要である。

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「絶対にしあわせに死ぬ方法」についての講義の様子
・より深く「死」を学ぶことはより深く「生」を学ぶことに通じる
・幸せに死ぬこと=幸せに今を生きること
・死は、人生の終末ではない、生涯の完成である

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講義後、和やかに歓談する参加者と学生ボランティア

【参加者の感想】
・「看取り」についての講義は大変勉強になりました。帰ってから、家族と話し合いを考えたいと思います。
・いざという時、自分がどのようにして欲しいか?家族に話しておくことが大事だと思いました。ありがとうございました。
・楽しく聞くことができ、また、共感することが多く、良い機会でした。ありがとうございます。
・これからの人生を自分自身の生き方を、しっかり考えていきたいと思いました。多変よかったです。

 この講義を聞くことで「死」について考える機会が与えられ、参加者だけではなく学生たちも「死」について考える良い機会となった。講義の後のお茶会では参加者と学生が講義の内容も踏まえて話し合うこともでき、参加者から有意義な時間を過ごすことができたと好評であった。

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