看護学科からのお知らせ
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2025.06.10
【看護学科】3年生「成人看護援助論Ⅰ」手術後の観察に向けた演習を行いました。(第1報)
看護学科の3年生が受ける「成人看護援助論Ⅰ」の講義授業で、大腸がんの手術を受けた患者さんの手術後1日目の合併症(がっぺいしょう)を予防する観察の演習に取り組みました。全身麻酔で手術を受けた患者さんは痛みが強く、点滴、膀胱留置カテーテルなど全身にはチューブ類も多く挿入された状態です。
学生は、患者役、学生役、指導看護師役、記録担当など各役割分担を行い、患者役の学生に優しく話しかけ、血圧、体温を測り、痛みの程度を聴いて手術した部位の観察を行っていきました。
観察を行った後は、指導看護師役に観察した内容を報告しました。終了後、患者さん役からの発言内容、観察した内容をグループ内で振り返り、疼痛、出血などの術後合併症(じゅつごがっぺいしょう)について分析を行いました。
患者さんは「手術」という一大イベントを受けた場合、看護師は術後合併症(じゅつごがっぺいしょう)についての観察が重要となります。この術後合併症(じゅつごがっぺいしょう)の発生を予防することで患者さんは歩行ができて食事が始まり、順調な健康への回復につながるためにも実施した後は手順、観察項目などをグループ内で振り返り話し合いました。
今回、全身麻酔下で大腸がんの手術を受けた患者さんを想定した術後合併症(じゅつごがっぺいしょう)の発生を予防する観察の演習に取り組みました。手術後の患者さんは痛みが強く、身体にチューブ類が挿入されて身体面、精神面ともに援助が必要な状況です。優しい思いやりのある言葉かけとともに、正しく確実な観察項目より実践して報告できる能力を獲得して欲しいと期待しています。