看護学科からのお知らせ
看護学科からのお知らせ
2025.07.28
【看護学科】2年生 看護過程 ~実習に向けてのシミュレーション学習をしました~
7月21日に2年生「看護技術論Ⅲ」の授業で、対象に適した方法を考え実践する看護実践能力を養うという目的で、実習に向けてのシミュレーション学習をしました。これまで学んできた看護過程展開の技術と日常生活の援助技術を用いた統合的な演習です。
4月から、「看護過程とはなにか」を考え、脳内出血で左麻痺がある患者さんの事例を用いて問題解決課程を学んできました。事例展開のまとめとして、「皮膚トラブルのリスク」という看護問題からグループで必要な看護計画を考え、今回は実習と同様に、看護師への計画発表➡実施➡看護師への報告まで実施しました。
足浴を実施しています。
手浴を実施しています。
看護師役の教員に行動計画の発表や実施後の報告をしています。
演習後は、「計画通りに実施できなかった」というグループが多く、実際に実施してみると計画をどれだけ詳細に立案することが重要かを学ぶことが出来ました。麻痺のある患者さんの安全を守りながら、皮膚の観察を行いながら、自分でできるところは実施していただくよう説明し、考えていた以上に、同時に行う必要のあることが多く、実際の実習で実施できるよう、振り返りで学ぶことができていました。
2年生の2月には、基礎看護学実習Ⅱで初めて患者様を2週間受け持ちます。1年生で学んだ技術に意味を持たせ根拠や個別性を考える重要性が理解できました。学生たちがこの演習での学びを初めての基礎看護実習Ⅱで生かしてくれることを期待します。