看護学科からのお知らせ
看護学科からのお知らせ
2025.07.02
【看護学科】2年生 看護過程~患者さんから情報を収集してみよう~
6/9に2年生が「看護技術論Ⅲ」の授業で看護過程の中の情報収集の演習を行いました。
右視床出血で左麻痺がある患者さんの事例でヘンダーソンという理論家の14項目(食事・体温・睡眠・排泄・達成感など)のニードに沿って情報収集を行いました。
学生は、直接患者さんに扮した教員に病院でどのように過ごしているのか、不安に思っていることは何か、どんな所に問題を抱えているのかを考えながらお話しを聴かせてもらいました。
演習後の感想からは「考えていた質問に対し、思っているような回答が返ってこなかったり、どのように返答すれば良いのか言葉が見つからず難しかった。」と苦戦した学生もいましたが、
「実際に患者さんと話さないと分からないことも沢山あることが分かった。」「患者さんの疾患や症状だけでなくその人の暮らし全体に目を向けることが大切だと分かった。」と入院中の状況だけでなく、これまでの生活やこれからの生活にも目を向ける必要があること、
「患者さんの言葉だけでなく表情や声のトーン、しぐさなども観察することが大切だと分かった。」と非言語面にも着目する必要があることに気付くことができました。
また、「共感しながら寄り添い、質疑応答だけでなく患者さんにできそうなことは何かを見つけ提案できるように見ていくことが大切だと感じた。」というように、コミュニケーションを通して必要な看護を一緒に考え実践していくことが大切であることが学べました。
学生は今回得た情報を整理して、看護問題を抽出し看護計画を立案し実践していきます。2月には基礎看護学実習Ⅱで初めて患者さんの受け持ち(担当)をさせていただき看護展開を行います。良い看護ができるようしっかり学んでいきましょう。