兵庫大学 兵庫大学短期大学部

教員のご紹介

看護学科

教授兒玉 拓

ご自身の専門分野について教えて下さい。

呼吸器内科学・アレルギー内科学です。現在も一般病院で診療を続けながら、最新の医療を学び続けています。診療では咳を訴える患者さんを診察することが中心です。咳がなかなか止まらないと困っている患者さんが増えてきました。咳一つでも様々な原因があって、今も患者さんから多くを学んでいます。

現在取り組まれている研究内容について教えて下さい。
また、その研究を始めようと思われたきっかけも教えて下さい。

気管支喘息の発症メカニズムの解明が以前からのテーマでした。現在は、運動誘発喘息を中心に研究を進めています。運動をきっかけに咳が止まらなくなる方がたくさんいらっしゃいます。以外かもしれませんが、スポーツ選手でもよくある症状です。運動誘発喘息をもっているスポーツ選手を治療すると競技成績がよくなったりすることがよくあります。

兵庫大学を一文字or一言で表すと?その理由はなんですか。

「森の大学」でしょうか?自然豊かな木々の中にキャンパスがあります。恵まれた自然環境の中で、学生や教員、職員が切磋琢磨しながら人間性を磨き成長する場が兵庫大学にあると思います。そよ風の中でのキャンパスライフは楽しいと思いますね。

どのような学生に育て、卒業後、どんな社会人になってもらいたいですか。

まず「人」を知ることが大切と思います。卒業後に多くは患者さんと接することが多いと思います。患者さんはひとりひとりの人生を背負っていますし、それぞれの思いがあります。病気で「身体」ばかりでなく、「心」を病んでいることも多いのです。それぞれの「人」を知ることで、はじめて患者さんに寄り添える看護ができると思います。そのような卒業生になって欲しいですね。

これから大学を選ぶに際して、兵庫大学を希望する高校生の皆さんへメッセージをお願いします。

医療の本質は「奉仕」です。質の高い「奉仕」を実現する資質は、患者さんのこころに共感できる「素直さ」が重要です。そして、過酷で高度の医療が求められている医療現場では「精神的なタフさ」と「生涯にわたる日々の学習」も求められます。そのような人間形成のお手伝いを私たち看護学科教員はサポートしていきたいと思います。

「ありがとうのプロフェッショナルへ。」
“ありがとう”や“感謝”を伝えたい、若しくは、その言葉をいただいた経験はありますか。

本学科では、看護師ばかりでなく保健師、養護教諭の専門職としてのプロフェッショナルな資格を取得することができます。教育者として医療や教育の最新の知見を教授しながら、人に関わる「暖かいこころ」を持った、そして「感謝」を忘れない成熟した医療人に育成に努力し続けたいと思っています。

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