講座
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No.1071 『日本書紀』読解から見る古代日本ー氏族が語った系譜と物語ー
『日本書紀』には史実とみられる記録のほかに、伝承的な話も多くみられ、これらは系譜や物語に分類できると考えられます。古代においては、 これらの系譜や物語がどのような役割を果たしていたのでしょうか。講座では、史料からうかがわれる伝承の特徴を考えてみたいと思います。
目標・メッセージ
『日本書紀』ほか、古代の史料を読み解きながら、系譜や物語の特徴や氏族のあり方などを理解します。
講師・略歴
日本古代史専攻。神話・物語・系譜伝承の分析、情報学との連携・共同研究。
論文等に、「記紀の天皇に対する『祖先伝承』という視点」『日本古代の宗教と伝承』(勉誠出版、2009年)、
「『日本書紀』の上毛野氏伝承」『日本書紀研究』第28冊(塙書房、2013年)ほか。
日程
5/19,5/26,6/2,6/9,6/16,6/23
14:40~16:10
プログラム(演題)
第1回:系譜のかたち
第2回:地域の物語の伝播と展開
第3回:氏族が天皇の妃を出した伝承(春日氏の后妃伝承)
第4回:ワニ氏の戦物語と展開
第5回:上毛野氏を語る伝承の類型
第6回:上毛野氏の伝承の発展・展開
- 会場
- 兵庫大学エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30人
- 受講料
- 7,740円