講座
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No.1081 『三国志演義』を読むー史実はいかにして小説になったかー
3世紀、中国では漢王朝が崩壊し、群雄が割拠するなか、魏・呉・蜀の三国が覇権をめぐって争う「三国時代」に突入しました。時は下って明の
時代、さまざまな小説が刊行されるようになりました。その中でも人気を博したのが、三国時代を題材とした『三国志演義』です。三国時代の史
実から小説『三国志演義』ができるまでの過程や、登場人物のイメージの変化、『三国志演義』の日本への影響などについてお話しします。
目標・メッセージ
小説『三国志演義』の成立までの経緯や、日本への影響などについて理解し、『三国志演義』の世界を楽しみましょう。
講師・略歴
出身地:北海道
最終学歴:北海道大学大学院文学研究科修士課程(中国文学専攻)博士後期課程満期退学
1999年4月より姫路獨協大学外国語学部専任講師に就任
現職:姫路獨協大学播磨総合研究所 准教授
主な研究分野:14~16世紀の東アジア文化史
日程
6/1,6/8,6/15,6/22,6/29,7/6
10:40~12:10
プログラム(演題)
第1回:史実から小説へ①-史書『三国志』から語り物まで
第2回:史実から小説へ②-『三国志平話』から『三国志演義』まで
第3回:『三国志演義』の英雄たち①-劉備と仲間たちの活躍
第4回:『三国志演義』の英雄たち②-魅力的な悪役たち
第5回:『三国志演義』の戦い-赤壁と五丈原を例に
第6回:『三国志演義』の影響-時代と地域を超えた広がり
- 会場
- 兵庫大学エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30人
- 受講料
- 7,740円