講座
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No.2132 地域からの近代日中文化交流
-播磨が生んだ二人の漢学者の事跡をたどって-
この講座は、播磨出身の漢詩人水越耕南(1849~1933)と漢学者橋本海関(1852~1935)の生涯、特にいままであまり取り上げられていない側面を紹介します。彼らは漢詩文を通じて地域における日中文化交流を行うほか、中国の改革事業にも関与し、活躍の場を海外へと広げていました。その事跡を明らかにしていきます。
目標・メッセージ
明治期には漢詩文の隆盛が見られます。その原因を地域の角度から探ってみましょう。
講師・略歴
蒋 海波(孫文記念館・研究員)
2002年3月 神戸大学大学院文化学研究所博士課程 単位取得退学 学術博士
2014年4月より 現職
論文に「神戸華僑と中華革命党――『王敬祥関係文書』を中心に」(孫文研究会編『辛亥革命の多元構造――辛亥革命90周年国際学術討論会(神戸)』、汲古書院、2003年)。
「張友深と阪神華僑社会」(日本華僑華人学会『華僑華人研究』第3号、2006年11月)など。
日程
平成28年 5月14日(土)、5月21日(土)、5月28日(土)
6月11日(土)、6月18日(土)、6月25日(土)
【開講時間】10:40~12:10
プログラム(演題)
第1回 水越耕南とその生涯
第2回 『翰墨因縁』から見る文藝交流
第3回 関西の漢詩文ネットワーク
第4回 橋本海関とその生涯
第5回 『東亜報』と中国の維新運動
第6回 漢学者の中国へのまなざし
- 会場
- 13号館エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30人
- 受講料
- 7,740円