講座
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No.1271 ジャズとミュージカルから読み解くアメリカ社会
~大衆文化から見る超大国アメリカの一側面~
アメリカにおける大衆文化の中でも社会との関わりにおいて大きな役割を果たしたジャズとミュージカルにスポットを当てて、19世紀後半の発生から20世紀前半の発展期に至る両者の変遷を解説することにより、移民と黒人問題を抱えながら資本主義国家として大きな発展を遂げた当時のアメリカ社会を考察します。
目標・メッセージ
音楽や音楽劇と言った娯楽的なジャンルを通して超大国アメリカの側面に対する理解を深めてほしいと思います。
講師・略歴
●高山吉張(甲南女子大学文学部名誉教授)
1969年3月 関西学院大学大学院文学研究科 修士課程修了(文学修士号)取得
1974年3月 京都大学大学院博士後期課程修了
2002年4月 甲南女子大学大学大学院文学研究科 教授
2007年3月 甲南女子大学 大学院 定年退職(名誉教授)
【主な論文・著書・訳書】
1980年2月 「オニールが創った女たち」(和知誠之助編『女性と英米文学』)
2011年11月「シェイクスピア劇の18世紀刊本に描かれた女性像」(大榎教授喜寿記念論文集刊行委員会編『イギリス文学のランドマーク』
1984年10月ナンシー・ギッシュ著『時間の超克―エリオット詩研究』(高山翠と共訳)
2001年 1月 マシュー・ブルッコリ著『友情の綱渡り―新・フィッツジェラルドとヘミングウェイ』 (岡本紀元と共訳)
2007年 3月 監訳『ユージーン・オニール一幕劇集 蜘蛛の巣』(須賀昭代他9名と共訳)
●岡本 紀元(甲南女子大学文学部名誉教授)
京都大学文学部文学科(英語英米文学専攻)卒業
京都大学文学部文学研究科修士課程(専攻:米文学)修了
甲南女子大学文学部英語・英米文学科(当時)定年退職(名誉教授)
『女性と英米文学』、『フィッツジェラルドの文学』、『川とアメリカ文学』
『文学とアメリカの夢』以上、いずれも共著。
『友情の綱渡り:新フィッツジェラルドとヘミングウェイ』、『コロンビアアメリカ文学史』など
以上、共訳。『夜はやさし』 フィッツジェラルド著 単訳
日程
11/8、11/22、12/6、12/20、1/10、1/24 (火曜日)
【開講時間】14:40~16:10
プログラム(演題)
第1回 ジャズの誕生とその背景:ミンストレル・ショー、ラグタイム、クリオール(岡本)
第2回 ジャズの黎明期:ブラスバンド、白人社会への滲出、第1次世界大戦(岡本)
第3回 ジャズの発展期:1920年代(ジャズ・エイジ)、大衆消費社会(岡本)
第4回 ミュージカルの誕生とその背景:
オペレッタ、ミンストレル・ショー、大衆演芸 (高山)
第5回 ミュージカルの発展:ブロードウエイ(舞台)とハリウッド(映画) (高山)
第6回 ミュージカルの質的発展:音楽の多様化とダンスの高度化 (高山)
- 会場
- 兵庫大学13号館エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30
- 受講料
- 7,740円