講座
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No.1082 『日本書紀』読解から見る古代日本
―神璽(鏡剣と勾玉)の伝承―
歴代天皇には皇位のしるしとして三種の宝物(八咫鏡・草薙剣<天叢雲剣>・八尺瓊勾玉)が伝えられ、三種の神器と呼ばれています。これらの三種は古代の史料では、一体的に扱われる場合と、鏡剣と勾玉に別けて記述されている場合がみられます。
本講座では、『日本書紀』のほか、律令や神話伝承の史料などから、古代の神璽について概観したいと思います。
目標・メッセージ
『日本書紀』をはじめとする史料や考古学の成果から、日本古代の政治・文化・社会などの理解を深めます。
講師・略歴
生田 敦司(大谷大学・龍谷大学 非常勤講師)
歴史学(日本古代史)、人文情報学。
論文等に、「春日山田皇女の伝承に関わるミヤケと春日部」『日本書紀研究』第31冊(塙書房、2016年)、「犬養氏と犬養部の理解に関する現状と課題」『日本書紀研究』第32冊(塙書房、2017年)、「気候変動データと『日本書紀』の記載」『気候適応史プロジェクト成果報告書2』(総合地球環境学研究所, 2017年)ほか。
日程
①5月18日(土) 神璽の伝承
②6月 1日(土) 剣の伝承
③6月15日(土) 鏡の伝承
④6月29日(土) 勾玉の伝承
時間 14:40~16:10
- 会場
- 兵庫大学エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30名
- 受講料
- 5,160円