講座
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No.1151 楽しく知る日本の近代文学史(明治・大正編)
―文士はなぜ文学を志したか―
平成も終わり、明治・大正はもちろん、昭和も遠くなりました。世の中はずいぶんと便利になりましたが、私たちの考え方や心もちはどうでしょうか。少し前の時代に「文学」を志した人々の生きざまを知り、私たちにとっての文学の意味や私たちの生き方を考える契機にできればと思います。文士たちの意外なエピソードなども紹介する予定です。
目標・メッセージ
明治から昭和初めまでの日本における、文学の大まかな流れと主要な作家についての知識を楽しみながら身につけていきます。
講師・略歴
野田 直恵(兵庫大学保育科 准教授)
龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程(単位取得満期退学)、文学修士。主な研究テーマは岡本かの子の文学、仏教文学を中心とする近代文学。
【著書】『太宰とかの子』(共著、おうふう、2013年2月)、「岡本かの子『散華抄』論―小説家としての出発点」(単著、『国語国文』2012年4月)、「岡本かの子「老妓抄」論 ―それぞれのパッション」(単著、『国語国文』2013年12月)、「岡本かの子「花は勁し」論―空間に生起するもの―」(単著、『日本近代文学』2016年11月)、「近代日本における『百喩経』受容―岡本かの子と「百喩経」―」(単著、『仏教文学』2017年4月)
日程
①7月12日(金) 文明開化と日本文学~坪内逍遥と二葉亭四迷
②7月26日(金) 明治女性と文学~小説家:樋口一葉の誕生まで
③8月 9日(金) 恋愛と明治社会~与謝野晶子の役割
④8月23日(金) 日本的生き方~島崎藤村の仕事
⑤9月 6日(金) 西洋対東洋~漱石と鷗外
⑥9月20日(金) 文学青年たち~芥川龍之介と菊池寛
時間 14:40~16:10
- 会場
- 兵庫大学エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30名
- 受講料
- 7,740円