講座
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No.1072 『日本書紀』と古代の日本
―「乙巳の変」を読む―
西暦645年にあたる乙巳の年に蘇我入鹿が殺害され、父の蘇我蝦夷も自害して蘇我氏の大臣(おおおみ)の家が滅びます。そして時の皇極天皇は譲位して孝徳天皇が即位します。現在この事件は「乙巳の変」と呼ばれます。この講座では、『日本書紀』の記述を中心に経緯を追いながら、登場人物とともに事件の背景を考えてみたいと思います。
★持ち物:筆記用具
目標・メッセージ
「乙巳の変」を通して、当時の氏族や王位・王族、政治や外交の状況をみながら、「なぜそうなったのか」を考えていきます。
講師・略歴
生田 敦司(大谷大学・龍谷大学 非常勤講師)
京都府立大学文学部史学科卒業、同大学院修士課程修了。龍谷大学大学院博士後期課程国史学専攻単位取得退学。博士(文学)。
現在、大谷大学、龍谷大学、各非常勤講師。
【著書】『記紀氏族伝承の基礎的研究』(和泉書院)、『六・七世紀の気象変化と
「穀」をめぐる諸問題』『気候変動から読みなおす日本史 (3) 先史・古代の気候と社会変化』(臨川書店)
共著:中塚武 監修『気候変動から読みなおす日本史』第1巻・第3巻(臨川書店)ほか。
日程
①5月 6日(土) 中臣鎌足の登場
②5月20日(土) 蘇我倉山田石川麻呂の参画
③6月 3日(土) 「乙巳の変」当時の状況
④6月17日(土) 蘇我入鹿襲撃事件
⑤7月 1日(土) 蘇我蝦夷の自害
⑥7月15日(土) 孝徳天皇の即位
時間 土曜日 14:40~16:10
- 会場
- 兵庫大学エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30名
- 受講料
- 9,000円