講座
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No.2031 【兵庫のミュージアムを巡る旅】発掘された山陽道の駅家(うまや)
―播磨から見えた古代日本の交通史―
飛鳥時代から奈良時代にかけては、律令制による国家建設が進められ、奈良の都と全国の国府を結ぶ七道沿いに、行き交う使者が馬を乗り継ぐ「駅家」が整備されました。兵庫県の播磨地域を通過する山陽道では、その駅家の遺跡が継続的に発掘調査され、文献でしか分からなかった駅家の実態が明らかになりつつあります。この播磨における発掘調査成果から、古代日本の交通体制に迫ります。
★持ち物:筆記用具
目標・メッセージ
遺跡など縁遠いと思いがちですが、駅家の遺跡は意外と身近にあります。山陽道や駅家の痕跡から見えてくる古代の人の動きに思いを馳せてください。
講師・略歴
中川 渉(兵庫県立考古博物館学芸課 社会教育推進専門員)
富山大学で考古学を専攻
昭和59年から兵庫県教育委員会で埋蔵文化財の調査に従事
平成19年に開館した兵庫県立考古博物館の学芸課で展示を担当
平成27・28年には兵庫県立歴史博物館で広報・展示を担当
令和3年に兵庫県立考古博物館へ戻り、学芸課で展示を担当
日程
① 1月16日(木) 「駅家(うまや)」とは?―律令制度から読み解く古代の交通体制―
② 1月30日(木) 播磨における駅家の研究史
③ 2月13日(木) 考古博物館による古代官道調査研究の成果
④ 2月27日(木) 県立考古博物館展覧会解説 ※現地集合現地解散
時間 木曜日 13:00~14:30
- 会場
- 兵庫大学エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30名
- 受講料
- 6,600円