講座
講座
No.1021 【特別講演】ベートーヴェンの「第九」と社会変革
―「第九」が社会の中で果たした役割について―
ベートーヴェンの「第九」が初演されて200年が過ぎました。日本初演は1918年の徳島県鳴門市のドイツ兵俘虜収容所でドイツ兵によって行われ、今も日本では年末の恒例行事となり盛んに演奏されています。また1989年のベルリンの壁崩壊時には「自由の第九」としてベルリンで演奏されました。「第九」と社会の変革について解説します。
※駐車場はございますが、駐車できる台数は少ないため、なるべく公共交通機関を利用し本学までお越しください。
★持ち物:筆記用具
目標・メッセージ
「第九」の楽しさについて、声楽家として実際に体験したことを通してお話しし、「喜びの歌」をドイツ語で歌えるようにしたいと思います。
講師・略歴
頃安 利秀(鳴門教育大学名誉教授)
1953年兵庫県生まれ、関西学院大学文学部美学科を卒業後、東京藝術大学音楽学部声楽科を経て、1982年よりデトモルト音楽大学(ドイツ)に留学。留学中よりヨーロッパ各地でコンサート活動を開始。さらにチューリッヒ歌劇場合唱団、バイエルン放送合唱団に所属し、オペラやコンサートに数多く出演。また独唱者としてドイツやスイス、イタリア等でバッハの声楽曲を中心に数多くの演奏会に出演し好評を博す。9年間の在欧生活の後、1991年(平成3年)に帰国し、鳴門教育大学助教授に着任。以後、日本各地で独唱者としてオペラやオラトリオに出演し、「第九」のソリストとしても数多くの演奏会に出演する。H.クレッチマー、E.ヘフリガーの各氏に師事。鳴門教育大学名誉教授。また認定NPO法人鳴門「第九」を歌う会副理事長・合唱指導者。第27回徳島県芸術祭最優秀賞を受賞。
日程
①8月30日(土)
時間 土曜日 13:30~15:00
- 会場
- 兵庫大学
- 定員
- 200名
- 受講料
- 無料