講座
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No.2041 【兵庫のミュージアムを巡る旅】考古学で『播磨国風土記』を考える
―『風土記』に記載された多種多様な神々の実態―
播磨国の地誌『古風土記』には、播磨独自の神である「伊和大神」や但馬国に在住した渡来系の「天日槍」、そして各地の荒ぶる神(比古神・比売神)など多種多様な神々が描かれています。こうした神々を、私が専門とする考古学的な手法を用いて検討することで、歴史の真実に近づくとともに古代人の心の世界を垣間見たいと考えます。
★持ち物:筆記用具
目標・メッセージ
『播磨国風土記』に登場する多種多様な神々、考古学発見の祭祀遺物を通してこれらの神々の実態を追いかけてみましょう。
講師・略歴
大平 茂(兵庫県立考古博物館 名誉学芸員)
1977年、國學院大學 大学院博士課程前期修了
文学研究科日本史学考古学専攻後に、兵庫県教育委員会社会教育文化財課勤務
兵庫県立考古博物館 学芸課長
定年後、 播磨町郷土資料館 学芸員、 三木市立金物資料館 館長
著書に、2008年 『祭祀考古学の研究』 雄山閣 学位論文
2020年、『まつりの古代史』 神戸新聞総合出版センター のじぎく文庫
2021年、『播磨国風土記の古代史』(分担執筆)神戸新聞総合出版センター
2024年、『続 祭祀考古学の研究』 雄山閣 刊行予定
日程
① 7月15日(火) 伊和大神の「国譲り」 -王権の祭祀具と前方後円墳から-
② 7月22日(火) 荒ぶる神々への供献品 -土製模造品を中心に-
③ 7月29日(火) 賀古郡鴨波里神前村の荒ぶる神 -荒ぶる神を回避した迂回ルート-
④ 8月 5日(火) 県立考古博物館展覧会解説 ※現地集合現地解散
時間 火曜日 13:00~14:30
- 会場
- 兵庫大学エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30名
- 受講料
- 6,600円(観覧料含む)