講座
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No.2021 荘園文書からみる播磨国
―鎌倉末・南北朝時代の東寺領矢野荘の史料を通して―
日本中世社会は荘園を基幹とする時代です。荘園文書は、貴族や寺社による領主支配のみならず、地域の人々の活動を明らかにします。本講座では、現在の相生市に存在した東寺領矢野荘に関する史料を教材に、鎌倉時代末~南北朝時代の播磨国の歴史を学んでいきます。合わせて中世文書の訓読法も講義します。
★持ち物:筆記用具
目標・メッセージ
荘園文書を通して中世の時代的特色を理解できます。また、文書を丁寧に読みながら進めますので、中世文書の読み方がわかります。
講師・略歴
田村 正孝(大手前大学現代社会学部 非常勤講師)
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。
現在:関西大学文学部・摂南大学外国語学部・創価大学通信教育部文学部非常勤講師、立命館大学文学部授業担当講師を兼任。
主な論文(単著)
「中世後期における信濃国一宮と地域」(『ヒストリア』199号、2006年)、「中世宇佐宮の変容-宗廟から一宮へ-」(『ヒストリア』208号、2008年)、「中世における和泉五社の展開」(『史敏』5号、2008年)、「南北朝・室町期における播磨国一宮と守護赤松氏」(『ひょうご歴史研究室紀要』8号、2023年)
日程
① 10月23日(木) 序章 東寺文書群について
② 11月27日(木) 「東寺領」矢野荘の成立
③ 12月18日(木) 在地勢力との紛争①
④ 1月22日(木) 在地勢力との紛争②
⑤ 2月26日(木) 代官祐尊の時代①
⑥ 3月26日(木) 代官祐尊の時代②
時間 木曜日 13:00~14:30
- 会場
- 兵庫大学エクステンション・カレッジ
- 定員
- 30名
- 受講料
- 9,900円