広報・ニュースリリース
広報・ニュースリリース
2025.09.05
教員の論文が国際学術誌『Odontology』に掲載されました
本学健康科学部健康システム学科の多田章夫教授(専門:公衆衛生学、疫学)の研究論文が、国際的な歯科医学専門誌『Odontology』(Springer刊)に掲載されました。
本論文のタイトルは「The impact of the number of remaining teeth on the risk of frailty: a meta-analysis(和訳:残存歯数が虚弱(フレイル)に及ぼす影響:メタ解析)」で、高齢者における残存歯数と虚弱の関連に関するエビデンスを系統的にリビューし、定量的に評価した成果をまとめたものです。残存歯数が20以下の高齢者は21以上の高齢者よりも虚弱になるリスクが2.57倍高いことが分かっています。
本研究では、3つのデータベース(PubMed, CINAHLそしてScopus)を用いて過去15年間に発表された関連論文を基にシステマティックレビューとメタ解析を行い、Newcastle-Ottawa ScaleやGRADEを用いて研究の質を評価しており、疫学研究分野において重要な貢献を果たすものと期待されます。
『Odontology』は、歯学・口腔科学分野において高い評価を受ける国際ジャーナルであり、本論文の掲載は本学の研究活動の質の高さを示すものです。
論文の詳細は以下よりご覧いただけます。
https://link.springer.com/article/10.1007/s10266-025-01154-w